多治見市議会 2021-08-27
08月27日-02号
◆13番(若尾敏之君) それでは、発議第4号
決算特別委員会の設置について、提案理由を述べさせていただきます。 全議員、ただし、議長、
新旧監査委員を除く17名により決算審査を行うため、
決算特別委員会を設置するものです。 審査事件は令和2年度決算に関すること、審査期限は審査終了までといたします。 以上、皆様の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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○議長(石田浩司君) これより質疑を行います。 発議第4号
決算特別委員会の設置について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石田浩司君) これをもって、質疑を終結いたします。
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○議長(石田浩司君) お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第4号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、発議第4号については、委員会の付託を省略することに決しました。
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○議長(石田浩司君) これより、討論を行います。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石田浩司君) これをもって、討論を終結いたします。
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○議長(石田浩司君) これより、採決を行います。発議第4号
決算特別委員会の設置については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。 追加の議事日程を配付いたしますので、しばらくお待ちください。 〔議案配付〕
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△日程追加(議事日程 第2号)
○議長(石田浩司君) この際、お手元に配付いたしましたとおり、
決算特別委員の選任についてを日程に追加し、議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、
決算特別委員の選任についてを日程に追加し、委員の選任を行うことに決しました。
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△第1 議第87号
○議長(石田浩司君) お諮りいたします。本特別委員の選任については、委員会条例第8条第1項本文の規定により、山田 徹君、片山竜美君、玉置真一君、城處裕二君、奥村孝宏君、吉田企貴君、佐藤信行君、渡部 昇君、古庄修一君、柴田雅也君、若尾敏之君、三輪寿子君、林 美行君、加藤元司君、仙石三喜男君、井上あけみ君、嶋内九一君の以上17名を指名したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました17名を
決算特別委員に選任することに決しました。
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△第4 報第21号から第48 議第83号まで
○議長(石田浩司君) この際、日程第4、報第21号から日程第48、議第83号までを一括議題といたします。
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○議長(石田浩司君) これより質疑を行います。 最初に、報第21号 専決処分の報告について質疑はありませんか。 5番 奥村孝宏君。
◆5番(奥村孝宏君) 8月23日の定例会で、総務部長から地盤改良などにより 873万円の増額をしたという詳細説明がありましたが、
地盤改良そのものについては約 100万円の支出で、あとの 700万円ほどが、建具の仕様変更だったり、それから、洗濯機の仕様変更、さらにはガス乾燥機の増加となっておりますが、これは当初予算の中では対応できなくて専決で執行されているかと思います。なぜこの時点でガス機器の追加になったのかということについてお尋ねします。
○議長(石田浩司君) 教育長 渡辺哲郎君。
◎教育長(渡辺哲郎君) 工期が6月30日までです。建具や洗濯機については、工事をしながら現場の栄養士や調理員等の意見を聞いて変更しました。 具体的に言いますと、建具でいいますと、アレルギー室がありますので、それを自動ドアにしました。それから業務用洗濯機については、調理員は1日3回の着替えをし、洗濯をしますが、実際に物を見てみると小さいということで、大きさを変えて乾燥機等も現場の意見を聴いて変更しました。 その期日ですが、6月30日までにいろんな事業の増減があります。その精算をして、その額の増減が 873万円ですので、専決処分の範囲内ですので、この6月15日に締結いたしました。 その増減が 1,000万円を超えていれば、当然、議会のほうに提案いたしました。
○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、報第22号 専決処分の報告について質疑はありませんか。 1番 山田 徹君。
◆1番(山田徹君) 今回、搬出中の事故というふうになっておりますが、乗っていた患者さんの人的な被害とかはなかったでしょうか。
○議長(石田浩司君) 消防長 加藤 繁君。
◎消防長(加藤繁君) 今回、本当にこの件はおわびしなければいけないところですけれども、幸いにも搬送中の傷病者の方のけがはありませんでした。
○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、報第23号 専決処分の報告について質疑はありませんか。 2番 片山竜美君。
◆2番(片山竜美君) この場所は、日頃、通る場所でもありますし、危ないなということは自分自身も認識しているんですけど、そういう意味ではこの交差点は危険な場所という認識があって、これから交差点のハード面の改良等を検討されることがありますか。また、さらにこの教訓を受けてしていくというお考えはあるでしょうか。
○議長(石田浩司君) 建設部長 知原賢治君。
◎建設部長(知原賢治君) 当該交差点につきましては丁字路でございまして、県管理の
多治見恵那線と多治見市管理の道路が交わるといったところでございます。 周りの建物につきましても接近しておりますし、なかなかハード対策というのは難しいのではないかというような印象を持っております。ですが、ソフト対策等々、県のほうと連携しながら何らかの形で進めていけないかというふうにも考えているところでございます。
○議長(石田浩司君) 13番 若尾敏之君。
◆13番(若尾敏之君) 私も、毎朝といいますか、市役所に来るときには必ず通っていて、大変、危ないところだなという認識は持っております。造りがおかしいといいますか、通っている者にとっては、大変、危ないなという感じがします。 昔は、多治見橋まで一方通行であったが、多治見橋から陶都創造館前の交差点まで複線にしたということで、そういった弊害が出ているのではないかと思います。 私も気になりましたので調べましたら、
点字ブロック等につきましても交差点に突っ込むような点字ブロックの配置になっておったり、いろんな意味でこの交差点を見直すべき時期ではないかなと思いますので、もちろん県道ということも分かっておりますので、その辺を県側とよく相談していただいてやっていただくということが大切だと思いますが、いかがでしょう。
○議長(石田浩司君) 建設部長 知原賢治君。
◎建設部長(知原賢治君) 先ほども申しましたけども、当該道路は県道でございます。多治見橋からこの交差点までは両側が歩道というような形で整備されておりますが、そこから先につきましては歩道整備されていないといったところになります。 議員御指摘の
点字ブロック等につきましても、そこまでの部分に歩道があるといったところになりますので、それを延ばしていくというような形になりますと、当然、用地の問題でありますとか、そういったハード対策、工事の部分が必要になってくるといったところもございますので、そういった部分も含めて、ソフト対策やハード対策も含めてできる限りのことをお願いしていきたいというふうに考えているところでございます。
○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、認第1号 令和2年度多治見市
一般会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 2番 片山竜美君。
◆2番(片山竜美君) 3号冊の88ページ、36番の小学校GIGAスクール構想推進事業費、あるいは90ページ、22番の中学校GIGAスクール構想推進事業費です。さらに、86ページにはGIGAスクール活用推進事業費というふうに今回決算を受けたわけですけども、本来は委員会でやりたいところですけど、私が該当の委員長であるということだとか、あと、自分自身が今まで一般質問してきたこと、さらに先ほど市長から説明があったように本日より小中学校の授業が始まるということで質問させていただきます。 今、デルタ株が大変はやっていて、感染しにくいと言われた児童・生徒にも感染が広がっていますが、GIGAスクール構想の児童・生徒1人1台の端末の配付はある意味、こういう時代に備えての側面もあったと思います。 多治見市は、先ほどあったように、通常どおり授業を行うわけですが、このような判断をされることについて僕は是非を問うわけではありません。しかしながら、先ほどあったように、登校を心配されている保護者の方もおりますが、例えば、オンライン授業にすぐする、しないにしても、例えば、分散登校だとか教室を別にしたリモート授業ということも可能になると思いますが、様々な選択肢がある中でこのような結論に至ったのは、庁内でどういう議論があったか、教えてください。市長も先ほどありましたけど、もしそれにまた追加があれば教えてください。 さらに、この先、例えば、学校が休校になるとかがあった場合に、家庭でオンライン学習ができるような体制は、各小中学校でできているかどうか。 この2点の御説明をよろしくお願いします。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 今日からの始業及び授業対応について、対面授業を上回る授業はありませんと教育委員会及び校長会は言っております。 確かに、GIGAスクール構想で端末を配りましたが、それを直ちに使いこなしてリモート授業をやる、これってリモート授業風じゃないですかね。 それを使って9月からリモート授業ができるような対応については、この後、副教育長のほうからお話ししますが、いずれにしても、今回から始業して、給食もありますよ、それから、対面で授業をやりますよ、というよりもリモート授業のほうがいいのかということは現場の教員でいたからよく分かるでしょう。それをいつからどういうふうにやっていこうかということについては、あんまり後ろに延ばさない。 でも、対面の授業を上回るようなリモート授業というのは、僕は、特に小学生や中学生は、大学生ぐらいになっちゃったら別ですが、そういうものはないというふうに信じていますし、確かに、皆さんに配付したタブレットを使ってどういうふうにやっていくのか、このことについては副教育長のほうからお答えいたします。
○議長(石田浩司君) 副教育長 高橋光弘君。
◎副教育長(高橋光弘君) それでは、質問に対してお答えしたいと思います。 まず、その前に、本日、夏休み後の初めての登校でしたので、教育委員会、教員系の者が手分けして、全部の学校は無理でしたが、状況を確認させていただきました。 心配しておったんですが、おおむね、各学校とも、子どもたちは元気に登校し、挨拶もよくしてくれたと。その中で、まず消毒をして、健康のチェックシートというのがありますが、確認し、検温を忘れたお子さんは、ちゃんと別の場所で学校のほうで検温し、確認してから入っております。学校もそうして何としても子どもたちを守るんだということで懸命に努力しているということをまず冒頭に議員の皆さまにも、お伝えしたいと思います。 とはいえ、そういった状況でも議員がおっしゃるとおりデルタ株というのはいろんなところで感染のリスクがあります。その上で、校長会とも議論し、当初、10月半ばというか、前半になりますが、その頃からタブレットを持ち帰りとかをしてオンラインで子どもと対面で顔を見て話したりというようなことを進めておりました。 しかし、それではいけないということで、校長会と教育委員会が一致して9月の上旬でその準備を整える体制を確認しましたので、そこの体制は、もし学級閉鎖あるいは登校を控えているお子さんがいたら対応をとる体制が整いましたので、お伝えしたいと思います。
○議長(石田浩司君) 2番 片山竜美君。
◆2番(片山竜美君) 勘違いしないでほしいのは、絶対にリモートでという意味で言ったわけではありませんので、今回の多治見市の判断については別に問うつもりは全くございません。 ただ、これだけ予算措置をして、何とかできないかなというところで発言させていただきましたが、この辺りについては、
決算特別委員会でじっくりと議論してもいいのかなと思います。 また、先生方をはじめ教育関係者の皆様には本当に御苦労をかけましたが、本当に感謝します。これまで以上に本当に緊張感を持ってまた取り組まれると思いますので、ぜひとも子どもの安全を守るためによろしくお願いします。
○議長(石田浩司君) 16番 林 美行君。
◆16番(林美行君) まず、今回の実質収支で37億円というプラスが出たことについてなんですけれど、歳入を見ると、国庫支出金とか県支出金の収入減があるけれど、全般に歳入が上回っている。歳出を見ると、全般に予算の範囲内に収まっている。 結果、37億円というプラスになったということなんでしょうが、細かい分析を成果報告書に基づいてしたわけではないですが、37億円の実質収支となった、それだけのお金が浮いてきた理由をまずお伺いしたい。新型コロナウイルス感染症の影響があって事業ができなかったとか、あるいは大きな事業が執行できなかったとか、全般に節約したので使わなかったとか、その辺です。 それから、もう一つは、予算をつくるということはこういう事業を行うという前提でつくっているので、それでこれだけのお金が浮いてくるという点についてはいささか疑問がある。一般会計予算の約1割ということになりますので。 多治見市の予算をつくる考え方からすると、ここでお金を出して次年度の予算に合わせていくという方向性は分かるんですけれど、具体的なところを教えてください。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 職員の努力によって37億円の実質収支を得ることができました。これは冒頭の提案説明等でもお話ししております。
○議長(石田浩司君) 16番 林 美行君。
◆16番(林美行君) 努力でできているという話でございましたが、報第27号の多治見市財政向上指針の実施状況の報告についてで内容を見てみますと、いわゆる歳入の増加、歳出の削減等々の項目があるんですけれど、歳出額を見ますと 3.4億円の増となっている。 この内容については、扶助費の増額という話はあったんですけれど、努力して減らした分と増えた分、これを見える形で出されないと、こういう目的でやってこういう結果になったからうまくいっていますよという言葉だけでは分からないですので、具体的にどうなんだということが分かるような数字が出ないもんですか。
○議長(石田浩司君) 総務部長 富田明憲君。
◎総務部長(富田明憲君) 職員の努力分で幾ら削減したかということを積み上げて積算することは非常に困難でございます。 ただ、予算の執行に当たりましては、技術職員の例えば工事を設計するに当たりましても、より効率的に安価にできる工法はないか、資材はもっとよりいいものはないかというようなことを研究しております。 通常の事務におきましても、副市長から既に私どもは訓示を受けておりますが、5SプラスS、節約の精神も忘れないということで、予算があるから使うということではなく、最小の経費で最大の効果を発揮するべく一生懸命取り組んでいるということでございます。 新型コロナウイルス感染症の関係で、大きな事業が中止あるいは縮小したものにつきましては、3月補正で一部整理予算で減額いたしておりますが、細かなものまで全部減額補正したわけではございません。 新型コロナウイルス感染症でやむを得ずできなかった事業については、一部不執行となった、あるいは予算を余した分もございますが、それ以外の事業につきましては当初予定した分をやり切ってございますので、予算の執行率、不用額が多いから事業の執行が滞ったということはございません。
○議長(石田浩司君) 16番 林 美行君。
◆16番(林美行君) せめて、ランニングコスト等を節約したという形であれば、どこの部局がどんなふうに努力してその結果になったか、それは、見積りが過大であった、あるいは考え方がそんなふうであった、それを見直すことができた、どこの部局が幾らと分かれば、努力したところによく頑張りましたねと言えて、前向きにするためにも数字が要ると思うんですけど、その数字が出てこないというのは理解できない。そういう数字というのは手元にお持ちでしょうか。
○議長(石田浩司君) 総務部長 富田明憲君。
◎総務部長(富田明憲君) どこの部局で幾らという算出は困難でございます。ただ、不用額の主なものを説明することで代えさせていただきたいと思います。 提案説明の中で申しましたけども、コロナ禍において、例えば医療、病院への受診控えがあったというようなことを発言しておりますけども、例えば福祉医療の関係で、重度心身障害者医療の方あるいは乳幼児医療、子ども医療の関係でこれだけでも1億 1,500万円ほどの不用額が出ております。 これは3月までどうなるか分からないということで予算を減額しなかったわけですけども、結果的に医療を使われた方が少なかったということからそのような不用額が出ております。 それから、生活保護につきましても、生活保護を受けられる方が増えるんではないかというような見込みも持っておりましたが、結果的にそこまでは行かなかったということから、これだけでも 8,500万円です。 それから、保育所の関係も、幼児教育・保育の無償化が始まりまして2年目です。なかなかまだ実績がない中で予算の積算も難しかったというところもあります。ここの一つの細目、私立の保育所の児童運営費だけでも1億 3,500万円。そのほか、介護保険の繰出金の1億円あるいは下水道事業への補助金1億 7,000万円。 これら大きな事業におきまして不用額が出ておりますので、そういったものの積上げでこのような結果になったというふうに捉えております。
○議長(石田浩司君) 林議員の質疑は、4回目になります。質疑は、3回にとどめてくださいということが決められています。今回は特別に発言を許可しますので、端的に質疑をしてください。 16番 林 美行君。
◆16番(林美行君) 多治見市は、原則、流用しないという形で、年度当初に予算を当初予算で組んでという形で、お金を節約した分、その年度に入った税金をその年度の市民の皆さんに還元していくということができにくい。お金は、金利を生む、生きているものですので、それを。
○議長(石田浩司君) 質問に徹してください。
◆16番(林美行君) 寝かせるというやり方、そういう考え方は、原則、多治見市の財政を考える上ではどうしても理屈に合わないんじゃないかと思うんです。根本的な問題です。 いわゆる余ったお金は整理予算にする、3月、4月で出すまでは寝かしておく、こういう考え方が今の時代はふさわしいかという話で、そういうふうが正しいと思われるのか、改善の余地があると思われるか。 これは基本的な大きいものなんです。前に流用がいっぱいあった。訳の分からない流用があって議会も通らないからいけないという話で市長のほうからその話があって、それが変わって。
○議長(石田浩司君) 林議員、何を聞きたいのか、的確に言ってください。
◆16番(林美行君) だから、言ったでしょう。いわゆるお金を寝かしておくやり方が正しいのか。それとも、お金を活用して事業を進めていく。これだけのお金を1年間寝かしてきたと。1年といわず、半年、3か月と。そういうやり方じゃない組織の運営の仕方があるんじゃないかという話で、そういう視点はお持ちじゃないかという点です。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 現行の予算編成あるいは現行の決算方法、これを踏襲してまいります。これが極めて不合理だというようなことであれば、予算審議等のところでしっかり発言してその対案をお示しください。
○議長(石田浩司君) 19番 井上あけみ君。
◆19番(井上あけみ君) まず、歳入でございますが、4号冊8ページの土木使用料、道路橋りょう使用料に道路占用料というのがあります。その金額が約 3,400万円なんですけれども、この金額というのは、後で条例でも出てくるんですけれども、様々な道路を使用した方々が、会社が多いと思うんですけども、支払っているものだと思います。 この金額ですが、以前、東邦ガス株式会社が道路を使用したときに、他市では徴収しているにもかかわらず多治見市では徴収していなかったというところで見直しがされて、そういう金額が入っているのかということ。 それから、後の条例でも出てきますけれども、他市と比べて2分の1ぐらいの使用料でしか受けていなかったというお話がありました。本来だったら、他市と同じようにされていたならば一体どのくらいになっていたのかなという疑問を持ちました。それがどの程度のものなのか、分かれば教えていただきたいということ。 それから、こういうところを管轄する責任のある課というのはどこなのか、明確にしていただきたいと思います。 それから、4号冊12ページ、歳入に国庫補助金があるんですけれども、駅南の再開発事業に対する国庫補助は、この国庫補助金の中に含まれているのか。もし含まれていないとするならば、国庫補助金があると聞いているんですけども、どういう形で支払われているのか、お伺いします。 それから、会計監査の報告書の5号冊19ページに、予算の流用についてというところがあります。 令和2年度の予算の流用の金額が2億円を超えるということで指摘されておりましたけども、予算の流用の原因は、例えば新型コロナウイルス関連の予算を必要に迫られてそういうことになったのかどうなのか、詳細について教えていただきたいと思います。 それから、今度は歳出になりますけれども、4号冊42ページの本庁舎管理費と、44ページの駅北庁舎管理費について金額が出ております。以前、総務常任委員会で本庁舎の管理費について委員の方が質疑をされました。駅北庁舎の管理費についても質疑をすると、それは管轄外なので答弁できないということでした。 同じように庁舎の管理費であるんですけども、管轄の課が違うということに関して、令和2年度はそうだったんだと思うんですけども、今回もそういう形の答弁になるのか、お尋ねいたします。 それから、同じく4号冊 106ページと 107ページの駅南市街地再整備事業費について、決算が出ております。その中で補助金があるんですけれども、その補助金についてはこれまで市のほうが説明してきた部分と全く同じであるのか、全体として多治見市の補助の分というのは最初の説明から増えているのか増えていないのか、お尋ねいたします。
○議長(石田浩司君) 建設部長 知原賢治君。
◎建設部長(知原賢治君) 初めに、ガスの占用料について御質問を頂きました。 ガスの占用料につきましても平成30年から徴収しております。当該の市道に占用するガス事業者ですけれど、全体で11社ございます。先ほどおっしゃった東邦ガス株式会社が一番大きいという金額でございますけれども、昨年度につきましては約 700万円の占用料を頂いております。 後に条例改正でもございますが、使用料につきましては他市と比較してかなり安いという形になっておりますが、今までは国の基準に乗っかったような形で占用料を徴収しておりましたが、近隣市につきましては、岐阜県の基準を準用してみえるところがほぼほぼでございました。 比較検討をした結果、2分の1程度になっておるということでございましたので、今回、後の条例改正でもございますけれども、約3倍の範囲でということで対応させていただきたいというふうに考えているところでございます。 また、道路占用料の件数でございますけれども、全体で 587件ございます。これにつきましては、新規のものも継続して、1年更新で対応してございますので、そういった形を含めてという数字になっております。
○議長(石田浩司君) 総務部長 富田明憲君。
◎総務部長(富田明憲君) 予算流用のことについて御質問いただいております。 今回の流用が少し多かったということでございますが、資料につきましては、3号冊の 161ページ以下に流用リストをつけさせていただいておりますので、こちらを御覧いただければと思いますが、新型コロナウイルスの関係で幾らということを足した集計はしてございませんけども、確かにTAJIMEALGOですとか補正予算等で定めた額を超えてさらに支援が必要ということで事業費を追加した事例もございますので、そういったことで流用が一部増えておることは確かでございます。 それ以外にも、例えば会計年度任用職員の制度が始まりまして、科目を一部当初予算で報酬と給料を間違っていた部分を直したりですとか、あるいは食育センターの関係で地元への配慮から工事を若干追加したなどの大きなものがございましたので、その結果、金額的には流用総額が増えているというところでございます。 それから、駅北庁舎管理費と本庁舎管理費の所管課のお話でございますけども、場所が分かれてございますので、駅北庁舎については教育総務課のほうで管理をお願いしてございますが、広い意味で庁舎管理ということは、当然ですけど、総務課が把握すべきことでございますので、教育総務課の数字も併せ持って分析等をいたしておるところでございます。
○議長(石田浩司君) 都市計画部長 細野道仲君。
◎都市計画部長(細野道仲君) まず、歳入の国庫補助金の駅南再開発の関係ですが、4号冊の14ページに市街地整備課分として社会資本整備総合交付金で7億 6,043万 3,000円がございます。 その2つ下の市街地整備課分、都市計画構造再編集中支援事業補助金 370万円につきましては、開発の区域外の市施工分のペデストリアンデッキに対する補助ということでここに計上されております。 それから、市から駅南地区市街地再開発組合への補助金につきましては、当初の計画どおり全体の44億円の中でということでお約束しておりまして、予定どおり国の補助金が前倒し前倒しで確保できておりますけれども、全体の市からの補助金については計画どおりでございます。
○議長(石田浩司君) 19番 井上あけみ君。
◆19番(井上あけみ君) 道路占用料については、国の基準と県の基準があったということなんですけれども、金額については、今現在では分からないということだろうかと思うんですけども、これからいろんな、市長も申されましたけども、全体の使用料や手数料の見直しをかけていく中で、市民からの公民館の使用料とかそういうものも含めて見直しをされているということで、パブリック・コメント等にも出ておりましたけれども、市民からそういった部分の値上げ幅についてはまた異論がありますけど、それはここでは議論いたしませんが、しっかりと勉強していただいて、これがずっと積もり積もってくれば、例えば 700万円でも10年たてば 7,000万円になるわけですよね。そういう貴重な収入はしっかり目を光らせて調査していただいて徴収していただきたいということでございます。 これはこのくらいにします。 失礼しました。駅南の国庫補助については、見落としがありましたので、分かりました。 それから、駅南再開発についての進捗の状況については、大変、議員の皆様も、心配というか、注意して気にかけているわけですけれども、市からの持ち出しは本当に厳しい目で見ていただきたいと思います。 総務部長にお尋ねしますけれども、先ほど、総括的には総務課の責任だということで、これからはそういう質問があったときにはきちんと総務課でも答弁していただけるということでよろしいでしょうか。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) ガス会社あるいは電力会社等の占用料については、これからはかなり厳しい目でしっかり見ていこうというようなことで行います。 ある意味、国の基準を基にしていたというようなことと、もう一つは、よく調べてみると事業を呼び込みたいという意図が裏にあったようです。都市ガスを早く呼び込みたいというような意図がありましたが、よそと同じ金額をしっかり徴収していく、こういうようなことでしっかり対応してまいります。 駅南の再開発については、多治見市の予算44億円の中でしっかり収めるというようなことと、マンション等の売れ具合については、フージャースホールディングス、旭化成不動産レジデンスが驚くような形の販売具合です。約95%が既に売れているというようなこと。 あと、テナント等については、着々と、医療モール、こういった駅に近いようなところで簡易型のクリニックを呼び込もうというようなことで動いております。 庁舎の問題については、本庁舎は総務課、駅北庁舎は教育総務課、こういうようなことではなくて、もう少し見やすい形でしっかりこれからも対応してまいります。
○議長(石田浩司君) 14番 三輪寿子君。
◆14番(三輪寿子君) 4つ質問します。 1つ目、4号冊56ページに、マイナンバーカードの発行数が1万 1,135枚とあり、増えていますよね。これは、自治体職員に、義務というか、強制的な働きかけがありました。総務省がてこ入れをしているんですが、実際には、20%から30%。全市民対象という活用が現状でない中で本当にメリットがあるのかどうか、この点をまずお聞きしたいと思います。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) メリットがあるからやれと言われて多治見市役所はやっています。それでは、なかなか皆さんが乗ってこなかったから 5,000円のポイントをあげるというようなことでマイナンバーカードの交付が伸びています。 自治体のDX、これはかなり議論しますが、マイナンバーが動かない限りDXのDの字も行かない。ただ、今回の
新型コロナウイルスワクチン接種のときに、いまだにマイナンバーカードを持っていようと持っていまいとマイナンバーは皆さんに振られているわけですよね。それを使って何で制御できないのか。何でコントロールできないのか。こういうようなことは大きな疑問ですし、大きな反省です。
○議長(石田浩司君) 14番 三輪寿子君。
◆14番(三輪寿子君) 実際に運用の中で非常に地方自治体が苦労して疑問を市長自ら呈してみえるわけですけれども、これは欠けているのが個人情報漏洩という懸念があります。今後と言っても始まっちゃっているわけですけれども、二、三割の活用の中で再検討すべきと提案したいと思います。 2つ目、4号冊64ページ、生活困窮者自立支援事業費について、住宅確保給付金45件、就労支援給付金61件、就職準備金6件。給付金がこういう形で自立支援に大変功を奏しているというふうに思います。 そこで、今回、厚生労働省のほうが、7月から受付を10月までということで、3か月の延長措置、追加支援がされましたけれども、当市は国の延長措置以外にも新型コロナウイルス感染症の終息の成り行き状況というものも見ながら予算延長の財源措置が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(石田浩司君) 福祉部長 鈴木良平君。
◎福祉部長(鈴木良平君) 今、議員御指摘の国の延長制度は、当然、市のほうにも連絡が入っておりまして対応するようにいたしております。当初予算よりも必要額が増えますので、今回、9月議会で増額補正を提案させていただいております。
○議長(石田浩司君) 14番 三輪寿子君。
◆14番(三輪寿子君) 生活保護対象の手前の緊急支援ということで、仕事と住まいの確保、これは最低限のセーフティーネットで命綱になると思います。困難に寄り添って働く担当者の熱意に感謝しております。引き続き自立支援に向けて頑張っていただきたいなと思います。 3つ目、4号冊91ページ、緊急経済対策関係費について、今まで第1弾から第3弾まで非常に担当の方々が創意工夫でコロナ禍を元気に乗り切ってきましたけれども、ここに来て新型コロナウイルス感染が大変急増しております。 そこで、市民の皆さんも大変不安を感じていると思いますが、こうしたすばらしいアイデアを、まず基本的な新型コロナウイルス対策として、PCR検査、この拡充で希望する人へ無料補助する考えがないのかという点。 4つ目、今回、補正予算でも出ておりますが、休業要請に対する協力金なんですよね。今度、第5弾ということなんですが、9月中旬をめどに4月20日から6月20日までのものが第5弾ということですので、本当に中小業者の皆さんは苦しい思いをして営業努力をされている中で先行して第6弾をやるべきだと考えますが、どうでしょうか。 2点についてお聞かせください。
○議長(石田浩司君) 企画部長 仙石浩之君。
◎企画部長(仙石浩之君) PCR検査の拡充についてお答えいたします。 前から申し上げていますけども、PCR検査の拡充は非常に重要な対策だという認識は持っております。ですが、多治見市の予算を使って市が独自にPCR検査を拡充するのではなく、既に行われているように
多治見市民病院や多治見市医師会等がPCR検査の拡充を目いっぱいやっております。 ですから、それがより機能的に運用されるような、そういった支援はしていきたいと思いますが、多治見市が予算を持って無尽蔵にPCR検査ができるような体制をつくっていくという考えはございません。
○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。
◎経済部長(長江信行君) 飲食店の協力金については、今回、まん延防止等重点措置、それから
緊急事態宣言ということで既に第7弾が始まっております。それから、緊急経済対策につきましては、先日も全員協議会でお話ししたとおり洒落テGOを11月から予定しております。
○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、認第2号 令和2年度多治見市南姫財産区
事業特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、認第3号 令和2年度多治見市
土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、認第4号 令和2年度多治見市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、認第5号 令和2年度
多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、認第6号 令和2年度多治見市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 14番 三輪寿子君。
◆14番(三輪寿子君) 4号冊 157ページ、令和3年度国民健康保険運営協議会、3号冊 125ページの資料によりますと、収入済額が 105億 5,171万 4,396円、歳出済額約 104億 4,000万円、差引残高約11億 1,433万円。これが黒字です。前年度の黒字額1億 439万円に比べても 703万円の増額になっています。 この背景には、最初のところにも書いてありますが、被保険者の減少、新型コロナウイルスによる受診控えが影響していると。こういう中で、感染症対策、保険料の減免、支払い猶予、傷病手当、給付金ということが行われております。 一方、実績では、収納率は大変努力していただいていて 91.66%。それにしても令和元年度に比べてやや減っています。滞納繰越額は1億 8,624万円。不納欠損額が 996万円、欠損件数は 132件。 次が重要です。資格証明書が19件。これは令和元年度に比べて11件少なくなっております。短期保険証が 411件。これは大きく変化はなくて横ばいになっています。一方で、国民健康保険の財政調整基金、これが9億 3,500万円。微増になっています。 そこで、令和元年度の1人当たりの保険料は、年間ですが、13万 6,244円で、令和2年度は12万 579円で約1万 5,600円の減額となっています。市のほうは均等割は他市に比べて低いんだというふうに評価されておりますが、令和6年度に向けて県の保険料が統一されます。 そこで、激変緩和措置を今までも取ってこられたと思いますが、保険料の引下抑制、これが必要になってきます。そこで、災害級と言われているコロナ禍の今だからこそ、基金の活用、法定外繰入れ、これは第一に優先して考えるべきだというふうに考えますが、どうか。 もう一つは、令和3年度に向けて、就学前、乳幼児を対象に均等割が半額になるという方針になっておりますが、これは前回も聞きましたけれども、見通しはどのようかと。 その2点についてお尋ねします。
○議長(石田浩司君)
市民健康部長 澤田誠代君。
◎
市民健康部長(澤田誠代君) 基金につきましては、議員がおっしゃるように令和6年度の県統一化に向けまして激変緩和に対応できるよう取崩しも考慮して今後検討してまいります。 あと、乳幼児の軽減の関係につきましては、国の法律が通りました時点で来年度の保険料率にどのように関係してくるかを検討して来年度の保険料率を決めてまいりますので、今後、よろしくお願いいたします。
○議長(石田浩司君) 14番 三輪寿子君。
◆14番(三輪寿子君) 国がそういうふうで国庫補助を出すということなので、それに準じて施行されると。ただ、今、国の法律の内容は乳幼児が対象ということで、就学前ですよね。これを引き上げて、できれば高校生までを対象にしていただきたい。 特に中間層の子育ての世帯は大変負担が重くなっています。国民健康保険加入者の大半が低所得ということになっていますが、中間層の子育て世帯、この負担が非常に重いです。そこで、均等割の大幅な減額、むしろ無料にしていくというような子育て支援をすべきだと考えております。 さっき、取崩しは今後検討されるということでしたので大変期待しておりますが、これも新型コロナウイルス感染症が始まってからずっと言い続けています。今、こういうコロナ禍であり、これは今後じゃなくて今すぐにも早急に検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(石田浩司君)
市民健康部長 澤田誠代君。
◎
市民健康部長(澤田誠代君) コロナ禍におきましても国民健康保険料を納めていただいている方はしっかりと納めていただいておりますので、その動向を見ながら来年度考えてまいります。
○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、認第7号 令和2年度多治見市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、認第8号 令和2年度多治見市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、報第24号 令和2年度多治見市基金の運用状況に関する調書の提出について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、報第25号 令和2年度多治見市
継続費精算報告書の提出について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、報第26号 令和2年度決算に基づく
健全化判断比率の報告について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、報第27号 令和2年度多治見市財政向上指針の実施状況の報告について質疑はありませんか。 6番 吉田企貴君。
◆6番(吉田企貴君) 12号冊の3ページに基づいて質問させていただきますが、先ほどの決算認定の議論の中で実質収支に関する御議論がございました。いわく37億円余の黒字であると。 これについては私もまず第一には現場の職員の節約の成果であると考えておりますが、議論の中ではある意味お金を寝かしているのではないかという指摘もございましたが、これはあくまで予算と決算の差でございまして、実質の単年度収支を見ますと、令和元年度は8億 1,925万 3,000円の赤字、令和2年度ですと11億 4,275万 9,000円の同じく赤字ということで、多治見市が保有いたしております基金、すなわち資産としてのお金は減少の傾向にあると私は認識しております。 これを踏まえまして2番の市債残高の上限について御質問いたしますが、多治見市は財政向上指針に基づき市債を管理してございますが、昨年度は29億 7,000万円余の一般会計負担分の市債が増加している。借金が30億円ほど増えている。ただし、このうちの20億円は特別会計からの繰入れでございますので、実質は9億円ほどの増額になっている状況でございます。 もちろんコロナ禍において積極財政が求められていたということは否めません。それを踏まえた上で財政当局にお伺いしますが、昨年度の決算運用状況を踏まえて、また私が先ほど申し上げましたように多治見市のお金が減少傾向にあることも踏まえた上で9億円余の市債増額というものをどうお捉えになっているのかという総括的なお考えをこの場で本会議において伺いたいと思います。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 予算編成をする前に半年前から市議会議員にいろんな注文をつけていただきますよね。あれをやれ、これをやれ。総括的な記憶は、僕ははっきり覚えています。「こういう大変危機的な状況があるから貯金を下ろしてでも行け。借金を少々多くしてでもいいから行け」。それをやらないとあのときの予算編成はできなかったというような記憶です。 それはその時々の判断なんですが、特にここのところ、貯金をずっと持ち続けるというのは過去の人たちの益を次の世代に回すことになるじゃないかと。今の人たちが今幸せになるためのお金を使うべきじゃないかと。こういうような議論があって、とにかく、財政向上指針、一歩でも動かすな、黄色ラインに行くなというような意見は誰一人伺ったというふうに覚えていません。もっと言えば、指数を変えてでもいいからこの難局を乗り切ろう、こういうようなことで予算編成を行いました。 したがって、結果として借金が増えて貯金が減るとそこのところだけピックアップされてそういった意見が出てくることは重々承知していますが、この難局を乗り越えていくときの予算編成の基本方針としては、議会から頂いた「貯金はかなり下ろせ」。借金は、臨時財政対策債についてだって、今まで半分しか行かないのをほぼ満杯まで行く、こういうような意図で予算編成を行いました。したがって、その結果がこの数値。このように捉えております。
○議長(石田浩司君) 6番 吉田企貴君。
◆6番(吉田企貴君) よく分かりました。 念のため申し上げておきますが、恐らく、私は、当選して以来、一貫して基本的には慎重な財政運営を訴えている立場の議員であるかと思います。議員も人数がございますので、積極財政派もおれば緊縮財政派もおるということは御承知いただけていると思いますし、昨年におきましても果断なる措置に関しては高く評価した上で私は賛成討論において十分に慎重な運営をお願いいたしますということを申し上げています。その趣旨にのっとってこれだけの実質収支を残していただけたということは高く評価するものでございます。 その上で市長の今の御答弁でございますが、議会側がどういう要望をしていたかどうかは別としてコロナ禍においては積極的な財政をなさったという行政当局の意図がよく分かりました。その上であえて申し上げておきますが、この傾向はもう少し続かざるを得ないというふうに思いますし、基金は目減りするし、借金は増えていく。 それでもなお将来に対して責任ある行政をしていってほしいという思いの下で質問しておりますので、その上でこの場で提案しておきたいのは、例えば、既にやっていただいておりますが、今後、使う見込みが薄いような基金も中にはございます。 発言は慎重にしなければなりませんが、例えば、道路の建設予算で積み立てているけど、現在、ローリングしているもの、こういったものなんかは、いつ使うか分からないものであったときに優先順位を考えて基金の取崩しなんかもしていっていただきたいというふうに思いますが、質問と代えさせていただくのは、今後、基金運用に関しても慎重にやっていただきたいですが、場合によっては優先順位をつけて崩していっていただきたいと思いますが、その辺りは財政的にどうでしょうか。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) ここのところ、新型コロナウイルス感染症の状況は災害級だということをまた言い始めましたよね。もう一つ、先ほど議論の中であったように飲食店等が休業しても国からのお金はいまだに入ってこないんですよね。事務手続で止まっちゃっているかどうかは分かんないけど。 このまま行くと、大変な状況になったときに国の応援を待っているとか県の応援を待っているということよりも、経済対策というのは、多治見市の経済部がまちに出て、どこが疲弊しているのか、どういう応援をするのがいいのか。多治見市はずっとやっているけれど、プレミアム商品券というのをやりませんよね。最初に1万円、2万円支払わないとメリットがないということはやめようと。そういうようなことを個別にやっていこうというとお金が絶対必要です。 緊縮財政派と言われますが、その時々ですよね。平時の緊縮財政なのか、この有事のときの緊縮財政なのか。もっと言えば、国の予算はどうなっていますか。ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンは1本幾らで、どれだけ買ってどれだけのお金なんですかと誰も聞かないじゃないですか。どんどん行けと言って。これは野党も全員です。僕はそこまでは行こうとは思わないんだけれど、必ずこういった議論をするというのは多治見市議会の伝統です。 この後で出てくる補正予算についても、それはやるべき事業なのか、やる必要はないのか、これを一個一個精査していくということと同時に、手持ちのお金でできなかったら貯金を下ろすしかないでしょう。それでもなかなか足りなかったら借金をがばっとするしかないでしょう。 それでもこの難局を乗り越える。これは、去年もそうだったし、今年もそうだったし、恐らく新型コロナウイルスワクチンを打ったとしても来年もそういう傾向は続く。この難局をどういうふうに乗り越えていくかというような事業選択の中では必ず予算が伴いますので。かといって、じゃぶじゃぶに行くというようなことはできない。 万が一、執行部がそういう計画を立てたとしても、議会がそういうことについては物すごく綿密な科学的なチェックを行いますので、そういった心配はありませんが、まだこの状況は来年の予算編成まで続く。 ただし、37億円の実質収支を上げてくれました。去年の9月、思い出していただくと、市長自らいろんな事業選択をカットしましたよね。今回、1個だけ復元しているのは星ケ台運動公園の基本設計。あとについては、いろんな不要不急なものについては自らがカットする。それを元に戻すようなことが3月議会に行えるような今回の決算認定の結果となっています。
○議長(石田浩司君) 5番 奥村孝宏君。
◆5番(奥村孝宏君) 1号冊18ページの表を見て質問させてください。 1番の収入の増加及び支出の抑制というところで、右の決算数値に諸納付金の収納率というのが令和2年度と令和元年度で示されていますが、若干ですが、前年度を下回っている数値になっております。これの下回った理由は何か、どのように考えていらっしゃるのか、教えていただきたい。 それから、目標達成に必要な事項の②に、支出の抑制ということで公共施設のランニングコスト軽減、行政改革の実施による経常経費の抑制に努めますということですが、これは先ほどの総務部長の答弁からして数字は出てこないということでよろしいでしょうか。 2点お尋ねします。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 収納率のことを述べていただく前に、もう一回、県内の21市あるいは全国の11万人の都市の収納率を比較して、それからお話を下さい。 多治見市の収納率は別格なんですよね。それは、税務課の職員が長い伝統で「頂くべき税金がないと僕たちは事業ができないんだ」と。こういうようなことに基づいて行っています。 ぜひとも、奥村議員、「多治見市の収納率のすごさはすごいんだ。よくぞやってくれているね」と言ってからその質問をしていただくと、職員としては、よく知っていらっしゃるなというところに行きますので。 実は、国民健康保険の収納率も別格です。ある意味、絞り切った雑巾というようなことだけれど、前年度キープじゃなくして 0.001ポイントでもいいから上げていこうと。これはずっと歴代税務課長は思っていますし、国民健康保険の担当者も思っている。 ではあるが、なぜ落ちたんでしょうか。お見込みのとおり、コロナ禍の状況として「はい」と税金がなかなか払えないというような状況でございます。
○議長(石田浩司君) 総務部長 富田明憲君。
◎総務部長(富田明憲君) 行政改革等で経常経費の抑制に努めますというところでございまして、これにつきましては、決算統計上、経費を計上経費と臨時経費に分けてございまして、ここの表に書いておりますのは、そのうちの経常経費の額は幾らだということを書いてございます。 積上げで何がということは、なかなか、大量にありますので、御報告できませんけども、各事業の増減をしていった結果、このような数値となっております。
○議長(石田浩司君) 5番 奥村孝宏君。
◆5番(奥村孝宏君) 市長から言葉を頂きましたので、勉強してきます。ありがとうございます。 今の2つ目の質問のほうのなかなか積上げが難しいというお話ですけども、仕事をしていく中で、部下の人、職員の人がみんな目標を立てて仕事をしていくときは、PDCAサイクルじゃないんですけども、計画を立てて目標をやってというので数値が出てこないとせっかく頑張ったものが表れてこないと思うんですけども、抑制してランニングコストを抑えて自分たちは頑張っているんだけども、その辺についてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。
○議長(石田浩司君) 企画部長 仙石浩之君。
◎企画部長(仙石浩之君) 御質問の趣旨と違うかもしれませんけれども、行政改革については個別の事案ごとにどれぐらい節約が可能なのかという数字は出しています。 ただ、今回の決算のところでそれを一つ一つ挙げてということになると、せいぜい数万円とか数千円というレベルの積上げなもんですから統計上の数字としてしか出せないということでございます。
○議長(石田浩司君) 5番 奥村孝宏君。
◆5番(奥村孝宏君) 細かい数字だということはよく分かりましたけども、現場でやっている人たちに目に見えるような表し方をしてあげればまたもう少し頑張ろうかという気持ちが職員の中に湧いてくると思いますので、その点についてはお願いしたいと思います。 最後に一つ質問ですが、表の中の右、決算数値の中の経常経費、一生懸命、軽減されて、さらに経常経費の抑制にも努めてこられて、数字は今出ませんけれども、それなりの成果はあったにもかかわらず総支出額は3億 4,000万円増えているんですけども、これも先ほどの新型コロナウイルス感染症の影響だという解釈でよろしいんでしょうか。
○議長(石田浩司君) 企画部長 仙石浩之君。
◎企画部長(仙石浩之君) 先ほど少し答弁いたしました経常経費ですけども、これは経常経費と臨時経費があるうちの経常経費という意味でございます。新型コロナウイルス感染症に関してはほとんどが臨時経費に分類されておりますので、この中には入ってございません。 この 3.4億円の増については、大きくは扶助費の伸びでございます。障がい者の自立支援ですとか介護保険の繰出金などが増えたというところでございます。
○議長(石田浩司君) 19番 井上あけみ君。
◆19番(井上あけみ君) 基金の取崩しについても議論がありましたけれども、基金の取崩しについては12号冊の4ページにありますよね。地域振興基金とか、あるいは社会福祉事業基金についても、大変、市民の皆さんに喜んでいただいているということで感謝しております。 同じように基金のことが、市債償還対策基金、それから職員退職手当基金とあります。市債償還対策基金というのは、令和5年度までに10億円確保しますとあるんですけれども、今言った2つの基金は、いつがピークになって、取り崩す時期というのはいつ頃と想定してこのような基金を積み立てていらっしゃるのかということをお伺いしたいと思います。 それから、岐阜県が市町村の
健全化判断比率をまとめているんですけども、その中の実質公債費比率というところで、ほかの市町村は数字がプラスなんですけども、多治見市だけマイナスになっています。 これはマイナスのほうがよいということなんですけども、平成30年度はマイナス 2.4、令和元年度はマイナス 3.0、令和2年度はマイナス 3.7ということになっているんですけども、非常に優れているなというふうに思うんですけども、基金との関係というのはどういうふうになっているのかということを説明していただければありがたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(石田浩司君) 総務部長 富田明憲君。
◎総務部長(富田明憲君) 市債償還対策基金をいつ取り崩すかという御質問でございまして、まず積立目標につきましてはここに書いてありますように令和5年度末までに10億円というようなことでやっております。現在も事業を行うと借入れをしまして残高が増えてまいります。 当然、何年償還ということとか何年据置きがあるかということで決まっておりますので、起債の償還予定というのは表にして持っております。当然、起債をたくさんすれば償還も増えてまいりますので、この後の年度において当該年の予算だけでは償還がなかなか厳しい年も出てまいりますので、そういった年に財源として活用できるように計画的に活用していくということでございます。 何年度に幾らというところまで具体的に今現在計画を定めているものではございませんけども、長期的に必要なものということの蓄えでございます。 それから、
健全化判断比率につきましては、報第26号のところだったと思いますけども、起債の償還に充てるべき財源として例えば今申しましたような市債償還対策基金のようなものも組み込んでおるというところでございます。
○議長(石田浩司君) 企画部長 仙石浩之君。
◎企画部長(仙石浩之君) 退職手当基金のことについても御質問がありましたので、お答えいたします。 資料に書いてありますように令和5年度末で20億円以上確保しようという方針で、既に20億円を超えておりますので新たに積むということではありませんが、もともとの根拠として、職員が世代によって物すごく固まっている世代があります。 具体的に言えば、例えば今の40代後半から50代の職員は大きな山があります。そういったところの大量退職が一気に退職金の財政を圧迫しかねないということで、緩く負担を平準化させていこうということでつくったものでございます。 20億円の根拠は、何かの都合で全職員が一斉に退職する、これは理論的にはあり得ないんですけども、それで大体60億円ぐらい必要になるもんですから、それの3分の1は念のために積んでおいて来るべき職員の世代による格差を平準化していくという形でやっています。 ですから、実質、私は40代後半から50代と言いましたけど、その山場が通り過ぎると、ある程度、一段落して、この基金をどうしていくかという形になろうかと思います。 年によって退職金の合計が6億円を超える年があります。そのときにはここから取り崩します。そういう運用でやっていくという形でございます。
○議長(石田浩司君) 総務部長 富田明憲君。
◎総務部長(富田明憲君) 先ほど、実質公債費比率の計算におきまして基金のお話をいたしましたけども、私が勘違いしておりまして、12号冊の2ページを御覧いただきますと、これらの指数をどうやって出したかというところの細かい表を出してございます。 先ほど私が申しました基金につきましては、実質公債費比率ではなくて、その下の将来負担比率のことで、充当可能財源等の中の充当可能基金現在高 230億円の話をいたしました。 実質公債費比率の財源につきましてはその上の表ですので、交付税で見てもらえる基準財政需要額に含まれる公債費の分ですとか、あとは都市計画税、その他のものが計算上の財源ということですので、直接、基金はここには影響してこないということでございます。
○議長(石田浩司君) 19番 井上あけみ君。
◆19番(井上あけみ君) 多治見市は、私がいろいろ調べたところでは、結構、基金、貯金をしっかりしていて、手堅いというか、そういう財政運営をしているというふうに理解しております。 ただ、現実に市民の要望がたくさんあって、それにもちろん全部応えることはできないということは承知の上ですけれども、少しでも市民に幸せ感を持ってもらいたいという思いも市民代表としてはあります。 岐阜県がまとめている決算に基づく
健全化判断比率等の表で、実積公債費比率が唯一マイナスなのは、多治見市だけである。県の資料では令和2年度の分がまだ反映されていないので令和元年度のことであるが、ずっと見てきています。 貯金の部分については反映されていないということで、基金もため込むだけではなく生かしていっていただきたい。ほかにもまたそういうような基金も中にはあるのかなとも思うんですけども、今、具体的には言えないんですけれども、そういう姿勢も持っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) これは、毎回、議論になりますが、選挙で選ばれる人間、市長は、なるべく貯金をしておくよりも自分の任期のときにどんと下ろして何かをやって、みんな喜んでくださいねというふうに思うのが世の常です。それをそうはさせないというふうにしているのが副市長をはじめいろんな人たちです。 でも、議会でいろんな一般質問がありますよね。それから、いろんな提言がありますよね。でも、それはやっていこうよと言ったときが一番の手腕ですよね。手腕の中でどうやってやるかといったら、貯金を下ろすか借金を多くするか、これしかありません。 この辺りのせめぎ合いの中で多治見市が独自につくっている財政の4つの指標がありますよね。そういうようなものも含めながら、健全化ではあるけれど、やるべきことはやっていく。 一番簡単なのは、やらない、やらない、やらない。貯金だけ持っていて、にこにこしている。これは何の意味もないけれど、そんな市長は全国に一人も見たことがありません。「全部、やりたい放題、借金をしちゃう。あとは野となれ山となれ」みたいな感じの人が北海道の夕張市にいたから、あれから世の中の流れが変わりましたよね。 したがって、僕は、この決算審議もそうなんですけど、なぜ特別委員会をつくって決算をやるかというと、市議会議員の皆さんは来年の予算編成に向かって走り始めていますよね。いろんな提案をしますよね。 それを 100言われたら 100全部僕たちはできないから、70まで抑え込むのか、90にしようとしたときにその財源はどこにあるか。そういったときには貯金を下ろす。借金をする。 ただ、言われるように、実質公債費比率、マイナス。それはよくやっているねと言う市民や市議会議員のほうはごく少ないですよね。そんな優秀過ぎるのはやめろよと。もうちょっとぎりぎりのところまで行ってお金を使ってやったほうがいいんじゃないというようなことが今回の決算認定であるし、3月に行われる予算の議会でございます。 ぜひとも、そういった意見についてはしっかり耳を澄ませながら、どこまで行けるのか、それに行くことによってどう市民が幸せになるのか、こういうようなことについてはしっかり現在も議論しておりますが、今後ともそういう姿勢はしっかり堅持してまいります。
○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、認第9号 令和2年度多治見市
水道事業会計決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第62号 令和2年度多治見市
水道事業会計利益の処分について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、認第10号 令和2年度多治見市
下水道事業会計決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第63号 令和2年度多治見市
下水道事業会計利益の処分について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、認第11号 令和2年度多治見市
農業集落排水事業会計決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第64号 令和2年度多治見市
農業集落排水事業会計利益の処分について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、認第12号 令和2年度多治見市
病院事業会計決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、報第28号 令和2年度多治見市
水道事業会計継続費精算報告書の提出について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、報第29号 令和2年度多治見市
水道事業会計決算に基づく
資金不足比率の報告について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、報第30号 令和2年度多治見市
下水道事業会計決算に基づく
資金不足比率の報告について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、報第31号 令和2年度多治見市
農業集落排水事業会計決算に基づく
資金不足比率の報告について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、報第32号 令和2年度多治見市
病院事業会計決算に基づく
資金不足比率の報告について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第66号 多治見市
個人情報保護条例及び多治見市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第67号 多治見市
債権管理条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第68号 多治見市
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 2番 片山竜美君。
◆2番(片山竜美君) この条例改正は押印廃止に関する条例改正だというふうに伺っていますが、これまで粛々と押印の廃止を少しずつやってきたと思うんですけど、これまでの進捗状況と、さらに、それによる行政効率、例えば職員の皆様の負担が軽くなったとか、あるいは利用される利用者様の負担が軽くなった、そういうお声が聞ければお願いします。
○議長(石田浩司君) 総務部長 富田明憲君。
◎総務部長(富田明憲君) 全庁的な押印の見直しにつきましては、まだ現在行ってございません。見直しの作業中でございます。来月の全員協議会辺りで議員説明を予定してございます。 条例に関するものは今回のこの条例1件だけでございますけども、そのほかに規則や要綱等に押印を求める様式などがたくさんございます。 様式に関して申しますと全部で 1,360の様式がございまして、その中で、押印廃止で行けるのではないか、あるいは印の代わりに名前を自書することで代えるというものを合わせますとおおむね9割近くが押印に関しては廃止できるのではないかというふうに今のところ検討を進めておりますが、まだ詳細については現在作業中でございますので、また改めてお話ししたいというふうに思っております。
○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第69号 多治見市行政財産の目的外使用に関する
使用料徴収条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 3番 玉置真一君。
◆3番(玉置真一君) 本条例の料金の表に規定がなかったことにより貸出しが難しかった、例えば、都市公園以外の販売や撮影等にも積極的に利用してもらうことが目的と考えてよろしいでしょうか。
○議長(石田浩司君) 総務部長 富田明憲君。
◎総務部長(富田明憲君) 現在、積極的にそれを働きかけようということは考えてございませんが、これまでもそういったような御相談がある中で適当な使用料を頂く規定がないということで苦慮しておりましたので、ここで改めて規定したいというところでございます。
○議長(石田浩司君) 7番 佐藤信行君。
◆7番(佐藤信行君) 今回、都市公園以外の公園・広場等における目的外使用に係る使用料について新設なんですが、業として行う写真の撮影、映画の撮影というふうにあるんですけども、今、スマホの普及によって誰でもが写真ですとか動画の撮影ができる時代になっております。 そこで質問なんですけども、ユーチューバーですとかインスタグラマーですとかイチナナ、Pocochaなどでライブ配信をされている方もいらっしゃると思うんですけども、そういった個人の方というのも該当するんでしょうか。
○議長(石田浩司君) 総務部長 富田明憲君。
◎総務部長(富田明憲君) これは公園などの一定の場所を占有する場合の規定でございますので、一時的に写真を撮ったりとか、そういったことについて適用することは考えておりません。
○議長(石田浩司君) 7番 佐藤信行君。
◆7番(佐藤信行君) 実際にどのようにそれを一個一個判断していくのかというのは結構難しくなってくるのかなというふうに思うんですが、たまたまそこが映ってしまったりですとか、そこで写真を撮っていたとしても実際にそれがその方の収入につながっているというようなことも今後あり得るのかなというふうに思います。 もちろん、長時間の占有であったりですとか大人数での撮影以外に、例えば1人であったりですとか、二、三人であったりですとか、逆にそういうインフルエンサーと呼ばれるような方々がそういった本市のところを撮影して映っているものが出ることによって仮に本市のPRにつながる可能性もあるというふうに思うんですけども、今回、これを実際に対応されるところについてお伺いしたいんですけど、産業観光課内に多治見フィルムエンジンというのがあり、そこで映画ですとかロケの撮影を支援されていらっしゃいます。 今回の新設というのは、産業観光課との議論の上で新設することにしたのかどうか、実際にこれを申請する際に窓口がどこになるのかといったところで、例えば専門の窓口、産業観光課がこれを担うことによって実際に撮影する側も産業観光課側もお互いに情報の共有というのも持てるのかなというふうに思いますし、さらなる撮影の機会にもつながっていくというふうに考えますし、また、使用料について、入ってきたお金をより撮影に使っていただけるような、魅力的なそういった整備にも使用することができると思うんですけども、撮影者のニーズ、そういったことを把握するためにも、産業観光課に情報が入りやすいような、そういった仕組みもあってもいいのかなというふうに思うんですけど、その辺りの御見解をお伺いしたいと思います。
○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。
◎経済部長(長江信行君) 今現在、産業観光課で映画のロケやコマーシャルのロケ等の対応を行っておりますので、私どもに来た場合はワンストップでそれを利用できるように実施してまいります。
○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第70号 多治見市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第71号 多治見市
陶磁器意匠研究所使用料及び
手数料徴収条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 6番 吉田企貴君。
◆6番(吉田企貴君) 多治見市陶磁器意匠研究所に入りやすくするための前向きな改正というふうに捉えております。わざわざ本会議でこれを質問するのは、私は非常にこれに強くもともと関心を持っておりまして、実は、数年前に会派で、茨城県立笠間陶芸大学校に視察に伺いました。 恐らく経済部も承知しておると思いますし、説明でもございましたが、茨城県立笠間陶芸大学校は多治見市陶磁器意匠研究所をロールモデルにしていると。当時、現場の職員にも伺いましたし、そもそも茨城県立笠間陶芸大学校は、多治見市陶磁器意匠研究所のカリキュラム、多治見市陶磁器意匠研究所卒業の人材を活用してできている。また、値段設定もそもそも多治見市陶磁器意匠研究所を意識してそこより安くするということで設定されています。というふうにおっしゃっていました。 確実に向こうは意識してやっているということ。ある意味で全国トップランナーの多治見市陶磁器意匠研究所が意識される側だということは当然だと思うんですが、今回、これはかなり寄与すると思いますが、笠間陶芸大学校はそもそも茨城県が運営している学校でして、今は知事が替わりましたが、当時、かなり長期政権をされていた知事が肝いりとして半ば個人のこだわりと言ってもいいほどに力を注いでやられている学校です。 プラス、笠間市も現場の学生に支援しておりますので、実質はこれよりもさらに安いというか、ほとんどかかっていないような状態で学生が行けるということで、なお、まだ不利は解消されないという懸念があります。 それでも、レベルの高さ等々を考える、また地域の窯業界のすばらしい環境等を考えるとかなり競争力は改善すると思いますが、今後、さらに多治見市陶磁器意匠研究所の競争力を上げていこうと思うと、例えば卒業後に地域に就職することを条件に返済不要の奨学金等をつくっていく。こういった考え方を持って研究していくべきではないかというふうに考えております。 それは、すなわち、多治見市陶磁器意匠研究所の卒業生という人材、その宝をこの地域にいかに残してくのかを考えると、ただ安くするというのも一つですが、それ以上に根づいていく形にするための支援の在り方を考えていくというのは一つの手ではないかなと。 この場合、多治見市だけに就職するというのはなかなか現実的ではないのが美濃焼ですので、例えば東濃西部広域行政事務組合にある基金を使うとか、東濃3市で協議していくとか、そういった形で、美濃焼業界、場合によると、瀬戸焼、美濃焼、すなわちセラミックバレーに人材を供給している金字塔としての多治見市陶磁器意匠研究所のパフォーマンスをさらに高めていくために今言ったような提案をいたしたいと思いますが、その辺りはいかがでしょう。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 既にそういった検討は行っております。先生がよくて環境がよくて授業内容がよかったら生徒は集まるはずだ。そのときにそこに来ている生徒に聞きました。月謝の問題、入学金の問題、これだけ高いとという生の声がありました。 それ以降、今の吉田議員の提案についても、この地にどういうふうに居着いてもらうのか、そのためにどういうふうな応援ができるのか、こういうようなことについては、全国から集まっている多治見市陶磁器意匠研究所あるいは多治見工業高等学校の専攻科、こういうような人たちが何を求めているのか、ミスマッチが起きないような形でしっかり応援していく。 もう一つは、多治見じゃなきゃいけない、そんな了見の狭いことを言っている場合じゃないから、いわゆるセラミックバレーとしての可児市、多治見市、土岐市、瑞浪市、こういった東美濃の地にいて活躍してもらう、こういうようなことについては既に検討に入っています。
○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。
◆18番(仙石三喜男君) 今、市長に御答弁いただきましたけども、少し確認させてください。 今回、頂きました資料を見ますと、多治見市陶磁器意匠研究所の定員割れが平成25年からずっと続いておりまして、ここ数年については非常に定員割れが厳しくなっておりましたが、ここの間に幾年か経過しておりますけども、今回、このタイミングで、1つ目の質問として、大きく実習料を下げる政策に踏み切った大きな理由はどこにあるのか。 それから、2つ目といたしまして、7月20日の某紙の新聞を読ませていただきましたら、これは陶磁器意匠研究所副所長のお言葉ですけども、実習料などを見直しして、これを武器にして研究生の回復に向け努力したいということの気持ちが新聞で報道されていました。 市長の御答弁もありましたが、今回の内容について私は別に反対というのは何もございませんが、実習生たちの思いを感じますと、この政策だけで十分なのか、またいかがなものか確認させてください。 それは、今まで本校の対策については、頂きました資料を読ませていただいても修了生のアフターフォローについての対策が近年なされてきましたけども、今回、本丸の支援について入ったのは私も初めてかなと思いますので、ぜひその辺のまず御見解をお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 月謝と入学金が高いから人が集まらない、そういう泣き言を言っている場合じゃないというのが市長としての考えでしたし、役所全体の雰囲気でした。 このときに多治見市陶磁器意匠研究所の中島晴美所長は多くの職員と実際に実習生として来ていて職員になった人の生の声を聞きました。陶芸を志す人は、家は結構豊かですけれど、本人は意外と貧しい人が多いです。傾向です、これは。そういうような人からいうと、これだけの月謝と入学金の高さというのは二の足を踏みます。ここがきっかけでした。 もう一つ、この料金改定で値段を下げるだけでは絶対駄目だというのは強く言いました。「これまで以上に授業のカリキュラムを充実してください。他の施設と違うところを明らかにしてください」、こういうようなことを言ってセットで今回の料金の値下げというようなことになりました。 もう一つ、定員が割れている一つの大きな原因は、海外からの研修生が新型コロナウイルス感染症の関係で入国できない、これも物すごく一つの大きな要因でした。したがって、競争力をしっかり保つということと今回の料金改定で値下げをしてさらに授業内容を大幅にグレードアップする。 もう一つは、卒業生としてこの市に居着くことができるようなその後のいろんなメニュー。これは行政側。逆に言えば、多治見市陶磁器意匠研究所の卒業生が具体的にいろんなリクエストをしてくださいと。 これとこれをカバーすればここの地に居着くことができる。こういうようなことを行いながら、今回の料金改定は、ある意味、中間点と捉えておりますので、お願いいたします。
○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。
◆18番(仙石三喜男君) ありがとうございます。私もそういう思いを持って質問させていただきます。 今回は茨城県立笠間陶芸大学校に合わせた格好の値段改定かなと思いますが、あと、そのほか、少し頂いたときの資料を見ましたら、非常にここに来る方は苦学生が多い中で家賃補助の制度も茨城県立笠間陶芸大学校ではされているというようなことも書かれておりますが、そういう視点も今後の中で御検討される余地があるのかどうか、ひとつ、この際ですから確認させてください。 もう一つ、自分の所感でございますけども、一生懸命、本校については頑張ってやっていただいていると思いますが、もっともっとこの機会を通して多治見市の市民の中に根差すような方針をもっと進めていかれることを念じておられるのか、この場を借りて確認させていただきます。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 笠間陶芸大学校との競争になると、吉田議員が発言されたようにバックに茨城県がついています。僕たちは後ろを見たらいません。こういうような応援というのは、ある意味、岐阜県議会議員にはさらにお願いしていきたいというような感覚を持っております。 ただ、卒業生の受賞あるいはどういう賞を取ってどれだけ輝いているかということになると、まだまだ、多治見市陶磁器意匠研究所のほうが圧倒的なアドバンテージを持っています。こういうようなことから、金額の引下合戦というようなことではなくて、卒業生、OB・OGをどういうふうに使って、ある意味、これだけビッグになれる、ビッグになるとこれだけステータスが上がる、豊かな生活ができる、こういうようなことを狙いながら、OB・OGの展覧会あるいは講演会、こういうようなことをやりながら今後に向かってさらに体制を整えてまいります。 これまで多治見市陶磁器意匠研究所というのは市議会からあまり評判がよくありませんでした。「幾ら金をかけとるんだ。みんな、来ているのは多治見市内の人は一人もいないじゃないか」、こういうようなことでしたが、日本の多治見市陶磁器意匠研究所から世界の多治見市陶磁器意匠研究所というような形でステップアップしている。 だけれど、ここの中の入学金や月謝の高さ、これに対しては他と平準化しよう。決してディスカウントするというような感覚は持っておりません。
○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。
◎経済部長(長江信行君) 市長からも申し上げましたが、今回も料金だけではなくて人材育成事業全体の見直しを行います。家賃補助等につきましては、また次回のステップの参考にさせていただきます。
○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) この際、暫時休憩とします。 午前11時58分休憩
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○議長(石田浩司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、議第72号 多治見市
都市公園条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第73号 多治見市
都市公園条例及び多治見市体育館の設置及び管理に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第74号 多治見市
道路占用料徴収条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第75号
多治見市立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第76号 多治見市公民館の設置及び管理に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第77号 令和3年度多治見市
一般会計補正予算(第5号)について質疑はありませんか。 6番 吉田企貴君。
◆6番(吉田企貴君) 補正予算のうち幾つか出ておりますが、指定管理者に対する支援に関して伺います。 これは、コロナ禍において必要な支援とは思いますが、例えば、笠原中央公民館に入っている喫茶店であるとかバロー文化ホールに入っている喫茶店といった、店子さんたちも、今回、休業を余儀なくされるわけですが、こういった場合の補償というのは、今回の補正予算とは別にやられるかもしれませんけど、店子に関する支援というのが、店子さんの責に帰する事由によらない場合が今回該当すると思うので、ここに関する考え方をお聞かせいただきたいと思うんです。いかがでしょうか。
○議長(石田浩司君)
環境文化部長 若尾浩好君。
◎
環境文化部長(若尾浩好君) 笠原中央公民館、バロー文化ホールとかに喫茶店が入っております。そこについても昨年度も行いましたが、家賃の減額という支援をしております。 例えば、全館の閉鎖のときは家賃を何割、それ以降のお客さんが減っている、この減り具合について何%から何%というような形で、減り具合に合わせたような形で現行しております。
○議長(石田浩司君) 6番 吉田企貴君。
◆6番(吉田企貴君) 家賃減額に関しては、例えば、施設管理者側のいわば都合により社会情勢なんですけど、施設管理者側の都合により閉館した場合は、例えば、日割りによって家賃を減額するというようなことは一般的な感覚からして分かりますが、営利企業が営業を止められるということは、その分、閉館に伴って要は収益が上がらなくなるわけですね。これは、一般的な感覚からするとその分の手当が家賃減額だけというのはちょっと御無体じゃないかなという感じがするんですが、いかがでしょうか。
○議長(石田浩司君)
環境文化部長 若尾浩好君。
◎
環境文化部長(若尾浩好君) 新型コロナウイルスに関して経営が滞ったとか、そういうことについては、国の支援等もございますので、そういったものを申請いただいて、そちらのほうで支援いただくということも進めております。 家賃につきましても、国の支援も一時期ありました。その部分については多治見市の減額はいたしておりませんが、それ以外、国の支援がない部分がありますので、そこについては減額をさせていただきました。
○議長(石田浩司君) 6番 吉田企貴君。
◆6番(吉田企貴君) 新型コロナウイルスの影響によって売上げが落ちること、これは究極的には経営者の責に帰すべきものだとは思います。行政として、国として、経済政策として支援することはあるにしても究極的にはそれは経営者の責任であるということは妥当だろうと思うんですが、今回の件は、
緊急事態宣言によって閉館をいたしますよね。閉館するということは、閉館を事由に営業ができなくなるという事態ですので、社会情勢の悪化によって売り上げが減少することとは、同一に考えるのはちょっと無理があるように思う。今回の補正予算に関しては、直接適用されないかもしれないが、
緊急事態宣言によって閉館したことで営業停止するとなると、今、部長がおっしゃられた論理とは、少々、別で考える必要があるかなという気はいたしますので、とにかく金を出せとかという話ではなくて、同じ扱いではなく、一度整理をして検討をされたほうがいいのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(石田浩司君) 企画部長 仙石浩之君。
◎企画部長(仙石浩之君) 指定管理を総括しているのは企画部なので、トータルの考え方で申し上げます。 今までの閉館等は、さほど長期にわたる、要は数か月にわたってという形にはなっていません。そういうことから今回あったように、家賃という形の中での対応になっておりますけれども、これが、2か月3か月ずっと連続で休むということになれば、今、吉田議員の御指摘のような考え方も考慮する必要は出てくるかと思います。これまでは本当に1週間とか2週間とかという単位の中でのことでしたので、家賃という考え方の中での対応となってまいりました。 それともう一つは、公共施設の一部を借りてということになれば、厳しい言い方になるかもしれませんけども、市のほうの判断で一定程度短期間であれば、こういう休業もあり得るという前提でやっぱりやっていただく必要は、もともとあった部分はあると思います。 ただ、それに甘えるつもりはありませんので、長期になる場合は検討していきたいと考えております。
○議長(石田浩司君) 4番 城處裕二君。
◆4番(城處裕二君) 2点についてお伺いいたします。 まず、1つ目、12号冊20ページ、54番の土木費、河川改良事業費でございます。 かわまちづくり、土岐川は多治見の宝であり、親水化事業というのは大いに賛成し得るところであるわけですけれども、ここでの予算というのは3回開催予定のイベントに関するものかとは思うんですが、これに関連しまして、昨今、河川敷のところに手すりとかいろんなものがついていて、昨今の増水とかでたんびたんびで破損とか汚れたりしていることが非常に苦になるんですけども、今回計画されているところでは、そういったことについては考慮されておるのかどうかということを一点お伺いしたい。 2つ目、22ページ66番の教育費、学習館施設整備費であります。 学習館内の消火設備かとは思うんですけれども、まず、学習館のどこにそういった設備が付設されているのか。また、ボンベの交換となると、これは計画的にやられるものかと思うんですが、補正予算という形で上げられているので、なぜここに至ったのかという経緯。また、昨今、こういった施設においての事故等をよく耳にするものですから、安全面についてどのようにお考えいただいているか。ほかにも市内にこういった消火設備というのはあるのかどうか。 以上について、御質問申し上げます。
○議長(石田浩司君) 建設部長 知原賢治君。
◎建設部長(知原賢治君) かわまち事業につきましてですが、今回、社会実証実験を行うということで、場所は記念橋の上流の洲があるところですね。特別養護老人ホームビアンカの前になりますけども、あそこでの社会実証実験です。いろいろ協議会の中で今御議論していただいているんですけども、そういったもので実証したいということで、この費用につきましては、仮設トイレであるとか、仮設の給水施設とか、そういったものについての費用でございます。 御指摘のありました下流の歩道、遊歩道沿いにあるような手すりについて、増水すると、いろいろ、ごみとか、からまってしまうというところがございますが、今回の計画の中では、なるべくそういった施設のないような形で。ただし、子どもが入り込むとか、危険な部分については、遊歩道を設置する場合には、手すり等が必要になってくるのかなと思いますが、動線的には今の記念橋から今の洲のあるところまでずっと河川沿いを遊歩道が設置できないのかなということを、今後、国土交通省中部地方整備局庄内川河川事務所といろいろ協議をしながら進めていきたいというふうに考えております。
○議長(石田浩司君)
環境文化部長 若尾浩好君。
◎
環境文化部長(若尾浩好君) 二酸化炭素消火設備ということでございますが、これにつきましてはまなびパークの地下にございます。このまなびパークの地下書庫には貴重な文化財等の資料がございます。 例えば、信長の朱印状とか西浦家の文書とか、あとは、戦前の航空写真なども保管されておりまして、こちらのほうに通常のスプリンクラー等を設備すると、それらが台無しになってしまいますので、こういった二酸化炭素で消火するような設備としております。 これがなぜ今になったかということなんですけど、このボンベ等の点検については、設置後25年以内に点検しなければいけないという法律があるんですけど、それが今年の年末なんですが、それが点検ということであったため、指定管理者は割と安易に考えていまして、低額でできると考えていました。 ただ、いざ、見積りを取ってみたら 1,000万円近い額でございましたので、急遽、補正予算で対応するということになりました。
○議長(石田浩司君) 消防長 加藤 繁君。
◎消防長(加藤繁君) 二酸化炭素消火設備の事故が新宿区とか名古屋市でもありました。早速、市内を調べましたところ、市内の公共施設には8か所ほどございます。 その他のガスを使用した施設に関しましてはもう少しあるということで、今、数字を拾っていますので、お待ちください。
○議長(石田浩司君) 4番 城處裕二君。
◆4番(城處裕二君) 事情はなんとなく分かりましたが、これを契機にして、きちっと今後は対処していただきたいのと、やはり今回の検査及び交換等については、事故等のないように十分留意していただきたいということをお願いしたいと思います。
○議長(石田浩司君) 1番 山田 徹君。
◆1番(山田徹君) 2号冊19ページ、教育費の医療的ケア児通園準備費についてなんですが、これは障がいのある方が幼稚園に通えることができるということで画期的なことだというふうに思っております。 ただ、この医療的なことに関しまして、今後、見込まれている潜在的なニーズというのはあるのでしょうか。もしくは、その場合の対応に関して方向性は、今だと一つの幼稚園だけなんですが、他地区に住んでいる方もこちらの地区に通うようになるのか、今後、小学校、中学校とかになっていくことを考えた場合、どのような見解をお持ちでしょうか。
○議長(石田浩司君) 福祉部長 鈴木良平君。
◎福祉部長(鈴木良平君) 今回は、医療的ケア児を多治見市の幼稚園、保育園に受け入れることに関して検討しまして、令和4年度から多治見市立精華小学校附属愛児幼稚園に限り受け入れることにしました。これは、一応、拠点園ということで、今後、多治見市ではお住いのところがどこであっても多治見市精華小学校附属愛児幼稚園のみで受け入れるということでいきます。 今回決めたのに当たりまして、対象の児童が2名おみえになります。現在、把握しているのはその2名のみですので、その方たちが幼稚園から卒業されれば当面の予定はありませんが、方向としてはいらっしゃれば受け入れていくという方向にいたしております。
○議長(石田浩司君) 1番 山田 徹君。
◆1番(山田徹君) 今、お伺いした2名の方が、潜在的ニーズということで、今後、またそういう方が出てきたときに、例えば、何年か間が空いてもすぐに対応いただけるという考え方でよろしいでしょうか。
○議長(石田浩司君) 福祉部長 鈴木良平君。
◎福祉部長(鈴木良平君) 今後も継続していく予定でございます。
○議長(石田浩司君) 7番 佐藤信行君。
◆7番(佐藤信行君) 12号冊22ページ、69番の星ケ台運動公園整備事業費についてお尋ねしたいんですが、基本設計に入るというふうに思うんですけども、現在どのようなコンセプトを持ってどのような場所にされていく思いなのかというところをお伺いしたいと思います。 この整備によって、面白い、話題性のあるものになればきっと本市の強みにもなっていくのかなというふうに思います。 以前、たしかインラインスケートができるようなといったものもお伺いしたと思うんですけども、今回、東京2020オリンピックでさらに注目が集まりましたスケートボードですとかBMXですとか、そういった競技が楽しめる会場をつくってほしいといった声も実際に頂きました。 そのようなスポーツを楽しめるようなことも考えていらっしゃるんでしょうか。お聞かせいただきたいと思います。
○議長(石田浩司君)
環境文化部長 若尾浩好君。
◎
環境文化部長(若尾浩好君) コンセプト的には誰もが親しんで楽しめるところ、快適な環境、スポーツ環境ということで進めております。 計画の中に多目的広場を整備するという計画がございます。そこは、今までですとお金を払ってそこの面とか場所を借りてやるというような使い方なんですけど、そこの多目的広場は、普段からオープンにしておいて、例えば、3×3のバスケットをやったりとか、あとは、今言われますインラインスケートであったり、スケートボードなんかも入ってくると思いますけど、そういったことが気軽にできる、そういった場も整備していきたいと考えています。
○議長(石田浩司君) 7番 佐藤信行君。
◆7番(佐藤信行君) ぜひともそういったふうに面白いようなことができるようなところになれば若い人たちもきっと注目してくると思いますし、それを皆さんが発信していただけるとより多くの人たちが来て楽しんでいただけるのかなというふうに思います。 実際に、ニーズの把握というのが必要になってくると思うんです。こういったものが欲しいという、そういったニーズというのはどのように把握をされて、どのようにそれが実現されていくのかといったところがありましたらお聞かせいただきたいと思います。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 主にチャンネルとしては、多治見市スポーツ協会の種目協会からいろいろ意見を頂きます。特に今回の改修の大きな目的は、テニスコートが道路に沿って右左に分散していますよね。そのテニスコートを一つに集めたいということと、ソフトテニス、ジュニアが非常に強い。実績を持っていますので、面を増やしていきたい。 それから、陸上のサブトラックがない。サブトラックがないところへ持ってきて、どういうふうに対応するのか。これが今回の改修の一番の大きなきっかけです。 ただし、今回、東京2020オリンピック等で出てきた新種目等については、今のところ、多治見市には種目協会がありません。どういうチャンネルかというとやっぱり多治見市スポーツ協会の役員なり何なりに聞いて、チャンピオンスポーツのそれだけではなく、今回出ているようなものについてどういうニーズがあるのか。多治見市スポーツ協会の種目協会を通じて聞くというような方法と、例えば、たった1人か2人だけやるけれど、それを用意してくれといってもなかなか難しいですよね。もう少しちょっと幅広く広げて、どれだけの潜在能力があるのか、チャンピオンスポーツだけではなくて、みんなが親しめるようなところについても
環境文化部長が言いましたように、予約なしでそこに来て、楽しめるような形、これはしっかりと意見聴取をしてまいります。
○議長(石田浩司君) 10番 古庄修一君。
◆10番(古庄修一君) 今、佐藤議員が質問された件と全く同じでありますけど、いろいろお聞きしようと思ったところは、今、回答していただいたようです。陸上のサブトラックとか多目的広場、こういったのが今後こういった中に含まれるということで、委託料の追加がこれじゃないかなと思うんですけど。 先ほど、市長が皆さんの質疑の中でおっしゃっていました。この案件についてちょっと触れられているんですが、今、こうしたコロナ禍という背景の中で、なぜ、今、この事業費をここに持ってきて、この事業を進めたいと。こういった分野について市長の考えをお聞かせください。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) これは多治見市スポーツ協会が長年にわたって要望してまいりました。それで、昨年度の新年度予算に計上しておりました。計上していたんだけど、コロナ禍で財政状況が悪いということで、昨年の9月、これは政治的判断でこれを切り落としました。 ただし、これに対するニーズというのは非常に高いものがある。たまたま、今、古庄議員が言われるように、こんな
緊急事態宣言のときにやるのかよというような時期が合致したんですが、このことがずっと永遠と続くわけではない。先ほど来申し上げていますように、ソフトテニスのジュニアが非常に強い、それから、陸上競技場をどうするのか、こういうようなことも含めて、今から計画を立てて新型コロナウイルス感染症収束後について星ケ台運動公園をどういうふうに使っていくのか、これは、今、検討すべき時期になっているし、凍結したものを元に戻す、優先順位としてはこの事業を最優先と捉えております。
○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。
◆18番(仙石三喜男君) 質問を2点します。12冊号19ページ、49番の産業文化センター施設整備費についてまずお尋ねをします。 これについては、イベントプラザの吹き抜けの照明をLED化ということで 385万円の補正予算がついておりますが、産業文化センター1階の広間が非常に暗い、または、あまり利用されていない、使い勝手が悪いというような
イメージを個人的には持っておるところでございます。今回、LED化ということで照明の改善ということをやられる中でおやりになるんですが、併せてその辺の
イメージのところについて何か少し改善されていく御予定があるかどうか、確認を1点させてください。 2つ目は、55番の市街地整備総務事務費で、有限責任事業組合キメラの貸付料96万円に対して、3分の2相当の64万円を補助するという内容でございます。 今まで、コロナ禍の中で家賃補助とか、指定管理者の経営支援等々ありましたけども、新しい事業者支援という名目で今回補正されていますけども、どういうきっかけがあったのか、確認をさせていただきたい。また、有限責任事業組合キメラに対しては、飲食店として、国、または県の実施されています新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金等の支援の対象になっているかどうかも併せてお尋ねをしたいなと思います。 また、有限責任事業組合キメラへの貸付けについては、令和4年度までという当初の契約で、最大延長しても令和7年度までというような約束が交わせておったんですけども、その辺のところを鑑みながらの事業者支援なのか、少しお尋ねをさせていただきます。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 産業文化センターの1階のLED化の関係です。 実は、この事業に先駆けて、指定管理を受けている株式会社ビーウェル、代表取締役会長が加藤智子さんです。加藤智子さんが自分のお金でタペストリーをきれいに変えました。それから、照明もLED化できれいに変えました。でも、吹き抜け3階の部分の一番上のところの水銀灯ですが、設置してもう部品がないぐらい暗い状況です。こういうようなところで、民間の皆さんがそういうようなことをやっていただくのであれば、特にあの使い勝手をよくしたいというようなことで、今回、LED化をする。こういうようなのが今回の経緯です。
○議長(石田浩司君) 都市計画部長 細野道仲君。
◎都市計画部長(細野道仲君) 有限責任事業組合キメラへの家賃補助についてです。 もともと平成28年の12月議会で年間96万円という減額貸付の議決を頂いております。そもそも当初から5年3か月という限定された期間の中で駅周辺のにぎわいを創出、とりわけ北側のにぎわい創出という公共的な目的のために手を挙げていただいたという経緯です。 ところが、当初から苦戦しつつも、11月が決算ですが、平成30年の決算、当然、赤字でした。平成元年の決算、これも赤字でしたが、売上げが 125%になり、ちょっといい兆しが見えてきた。この調子でいけば令和2年度には黒字に転ずるだろうという期待、希望が芽生えた矢先、年明け早々にコロナ禍という事態に陥りました。 令和2年度は先ほどありましたように、岐阜県新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金、こういったものにも対象になっています。これを受けておりますし、今年度は固定資産税の減免措置の制度、この適用を受けておりますが、とりわけ今年の2月から6月の中旬以降にかけて、まん延防止等重点措置、あるいは、
緊急事態宣言によりまして、休業を余儀なくされております。もうほとんどの期間、休業ということになりまして、黒字どころか、令和2年度の売上げが57%ダウンというような状況になりましたので、有限責任事業組合キメラのほうから土地の貸付料の補助が何とかならないかという御相談がありまして、令和2年度に産業観光課のほうで、コロナ禍の影響を受けて貸付料の3分の2を補助するという土地の貸付けに対する補助制度がありましたので、これと同等の補助率を用いまして有限責任事業組合キメラへも補助をしたという経緯ですが、にぎわい創出のために手を挙げていただいたということと、地元の企業が何とか多治見市を盛り上げていきたいという、ある意味、使命感をお持ちでして、何とか契約の満了、令和4年の3月末までは頑張りたいというようなこともおっしゃっていただいておりますし、多治見市としましても何とか営業を継続していただきたいというような思いで、些少ではありますが、産業観光課の補助制度を適用して有限責任事業組合キメラへも3分の2を補助するという制度をもうけて、今回、補正をさせていただいたということでございます。
○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。
◆18番(仙石三喜男君) 有限責任事業組合キメラについては、私も外野から見ていて、最近いろんな施策をしながら頑張っていただいているなというような雰囲気は持っておりました。 最後に、都市計画部長からは、令和4年の3月までということでしたが、こうやって支援をしながら、まだ3年ぐらいは延ばしてもいいよというような契約が多分なっていたように記憶していますけども、その辺の支援を含めて、ぜひ応援していただきながら、頑張ってくださいということでやっていただければいいなと思います。 あとは、市長から御答弁ありましたイベントプラザでございますけども、できればこういう機会を利用しまして、先ほどの星ケ台運動公園ではございませんけども、イベントプラザの内容のニーズをもう一度御確認していただいて、使い勝手の良い場所にしていただきたいなと切に思うところがありましたので、これは提案、要望になりますけども、以上を述べて終わります。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 有限責任事業組合キメラの使用期限ですが、延長の含みを今言われましたが、私どもはもう既に有限責任事業組合キメラの構成団体グループにヒアリングをしております。今の時点においては、延長を考えていらっしゃいません。令和4年3月をもって撤退、あるいは返還をしたいと。こういうような意向を私どもは確認をしております。
○議長(石田浩司君) 先ほどの城處議員の質疑の答弁を消防長に求めます。 消防長 加藤 繁君。
◎消防長(加藤繁君) お待たせして申し訳ございません。 先ほどの66番の学習館施設整備費、二酸化炭素消火設備について、市内の設置した箇所ですけども、6か所ございまして、公共施設は2か所、その他が4か所になっています。 これは、全ての施設に立入りをいたしまして、使用方法の確認をお願いしているところです。 公共施設の2か所は、先ほども出ておりましたまなびパークと三の倉センターです。 先ほど市内の公共施設に8か所と答弁いたしましたが、おわびして訂正申し上げます。
○議長(石田浩司君) 8番 渡部 昇君。
◆8番(渡部昇君) 12号冊15ページ、15番の生活困窮者自立支援事業費に関して、質問します。 まず、生活困窮者の自立支援事業にしっかり支援していただいてありがとうございます。 今、コロナ禍の中で、市内の生活困窮者は増加傾向にあると思うんですが、また、生活保護への移行は避けられているのかどうか、お聞かせください。
○議長(石田浩司君) 福祉部長 鈴木良平君。
◎福祉部長(鈴木良平君) 生活困窮者の相談数はやはり新型コロナウイルス以降増えております。 ただ、生活保護まで来られるかというと、ほとんどありません。生活保護の数はここ1年間ほとんど横ばい状態です。ほとんどの方が生活困窮者支援を受けて何とか就職活動をされておられるという状況でございます。
○議長(石田浩司君) 14番 三輪寿子君。
◆14番(三輪寿子君) 12号冊20ページ、56番の奨学基金積立金は、 3,000万円寄附があって、そのうちの 2,000万円を奨学金に積み立てて、使っていくと。残りの 1,000万円を文化会館の整備費のためにふるさと納税基金へ積み立てるというふうな説明がありましたが、なぜ全額奨学金に積立てをされなかったのかということを聞きたいと思います。
○議長(石田浩司君) 総務部長 富田明憲君。
◎総務部長(富田明憲君) 寄附の申し出がありまして、寄附者との意見交換の結果でございます。
○議長(石田浩司君) 14番 三輪寿子君。
◆14番(三輪寿子君) 寄附者の意向ということであれば、それはそういうふうに使っていくということが本来であると思いますので、それは分かりました。 昨年、
決算特別委員会での審査結果を踏えて議会のほうから要望が3つ出ていると思いますが、3番目の奨学基金と各奨学資金事業についてで、基金だけではなくて一般財源の投入、これを検討することによって事業の拡充を図っていただきたいと挙げてあるんですが、今回、この予算の大幅増という点で財源の確保というのが非常に重要になってくると思いますが、その点についてはもうこれで増やしていくという方向性はないのか、お聞きしたいと思います。
○議長(石田浩司君) 教育長 渡辺哲郎君。
◎教育長(渡辺哲郎君) 今回の補正は、この 2,000万円の寄附を頂いて、高校生向け、大学生向け、2人を増員するということでございます。
○議長(石田浩司君) 2番 片山竜美君。
◆2番(片山竜美君) 12号冊19ページ、47番のロケツーリズム推進事業費についてです。 やくならマグカップもの第2期放送も、大変楽しみにしておりますが、今回、VTuber等を活用した新しい戦略に向けているということで、もしよろしければ、どのような企画があるのかということと、それから、VTuber、どんな有名な方を使われるのか、分かっていたら教えてください。
○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。
◎経済部長(長江信行君) いよいよ10月から第2期ということで私も楽しみにしております。 この 500万円を原資にしてやる事業ですが、実際のアニメの中で焼き物コンテストというのがあったと思います。これをこの 500万円の中でやってみようと。ですから、この焼き物コンテストの委託料ですとか、賞金、それはここにも書いてありますように、VTuber、これはまだ決まっておりませんし、PR動画も決まっておりません。VTuberですので、4人今いますので、アニメの中で。その4人のいずれかがPR動画を5本作る。もしくは、美濃焼の焼き物の企画展。やくならマグカップもの企画展。そういったものをこの 500万円の中で実施しようというふうに考えております。
○議長(石田浩司君) 2番 片山竜美君。
◆2番(片山竜美君) ひょっとしたらVTuberが分かっていない方がみえるかもしれないので、VTuberの説明をお願いします。
○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。
◎経済部長(長江信行君) ユーチューブの中で、背景は実際の風景で、説明する場合、普通、ユーチューバーという方がいろいろ説明しますが、その実在の人物じゃなくて、アニメに登場する二次元の方がいろいろな名所とかを説明するというのがVTuberでございます。
○議長(石田浩司君) 21番 嶋内九一君。
◆21番(嶋内九一君) 土木費について、関連だと思いますが、恐らく建設部のほうと教育委員会に絡むと思いますが、今回、小中一貫教育校ということで、笠原小学校の進入路を変えるということを上げられましたが、私がここでお聞きしたいのは、御存じのように、千葉県で、トラックが突っ込んで子どもさんが亡くなった。また、ほかでも交差点に車が突っ込んで亡くなったという事故が起きとるわけですね。 それで、千葉県で起きた事故で、国のほうから市に対して一遍調査しなさいというようなお話があったと思うんですが、その点、話が来たのか。これは道路河川課の建設部か。いや、違う、教育委員会のほうだと。恐らく子どもの登下校、これが登園等々で起きてくる事故ですので、これは最後に行うのは行政の責務だと思うんですが、その辺の国の通達の中で、市のほうは話をされたのか、まず、その点をお聞きしたいです。
○議長(石田浩司君) 教育長 渡辺哲郎君。
◎教育長(渡辺哲郎君) 通学路の点検につきましては、毎年7月に各学校、PTA等で点検して、出し合って、実態調査をしております。70か所ぐらいありました。 その間、また、今、言われたように、八街市の事故があって、文部科学省から再度点検をしろという話がありまして、また、早速、調査をいたしました。 それを受けて、まとめまして、市の教育委員会が持っております多治見市通学路安全推進協議会があります。これは、国土交通省、岐阜県多治見土木事務所、市の建設部、多治見警察署も入っています。その中で、どういうふうに解決をしていくかということを決めていきます。 これが、今月行う予定でしたけど、コロナ禍の関係で延びていますけども、こういう委員会で、通学路をどうするかということを決めておるものでございます。
○議長(石田浩司君) 21番 嶋内九一君。
◆21番(嶋内九一君) 今、教育長の答弁がございましたが、建設部のほうにそういう話もされたのかを聞きたかったんです。 ということは、さっき言ったように、お互いのなすりつけ合いになっちゃったら、困るのはやっぱり弱者、歩行者ですので。いくら信号機があっても事故は起きるんですね。この千葉県で起きた事故はやはり地域の方々の要望があって、危険場所だと。だけど、何も動いてくれんかったと。2回事故が起きとるんですね。そういうところが多治見市もあるんですよ。 だから、市の車がパトロールで回っとるんですけど、実際の登下校、実際に子どもたちが動いている姿を見ていただいて、また、地域の方に聞いていただきたい。PTAの方たちに聞いては駄目ですよ。地域の方たちに聞いていただく。例えば、お年寄り、その地域の方々に聞いていただくと、ここは、事故が起きたんだと。接触事故が起きたんだと。そういうところが多々あるんですよ。それを今年のことを含めて、区長会で市のほうから6月いっぱいまでに申請してくださいと、区長さん。そういうことを言われました。恐らくそれで区長のほうからたくさん来たと思うんです、何百件と。そうなると、優先順位をつけなきゃならない。優先順位をつけなきゃならないけど、その辺の絡みも含めて、やはりこれから大きな事故が起きる場合があるから、地域の方も聞かなきゃならないから。 例えば、カーブミラーが必要なところのカーブミラーが取られちゃったから、ないと。一旦停止があったところがなくなっちゃったと。それは、警察のほうが許可しないから駄目だと言わないで、やはり地域の方たちの声を聴かないと。 この間、お年寄りにちょっと会ったんですよ。こういうことを言われたんです。 ブレーキを踏んだつもりがアクセルを踏んじゃったと。なぜかといったら、お医者さんから、しっかりした履物を履けと言われたと。かたまりのような靴を履いておられるんですね。そうすると感覚があらへんでしょう、今の車は。昔の車ならやっぱり感覚があって、ブレーキ、アクセルが分かるんですけど、感覚のない足元で乗られて、ぶつかっちゃったんですね。だけども、お互いがまあまあ、まあまあでお互い済まされたということが結構あったんですね。だから、私ども、それを聞いたんです。 今回、笠原でこういうことで、改良ということで、測量とか調査に入るわけですけど、今度、小中一貫となると、小学生も中学生も来ると。中学生が悪い行動を取っとると、小学生がまねすると、またそこに車を突っ込んでいくと事故が起きるから、それはもう事前に今から思ってやらないと、起きてからやったって遅いから、なぜやらなかったかと絶対言われますから。だから、その辺を心配しておるわけですので、その辺のところをどうなっとるかということを聞いた。それから市民の方が言われたこともやはりよく聞いてやっていただかないとこれは困ることがありますから、ここでお願いだけしておきますから、もう一遍調査してみてくださいね。穴ぼこを直すだけでは芸がないから。ということです。 次に変わります。 小さな声で小さな親切で効果が大変大きなものがあるわけですが、今回のこの補正予算を見ますと、それが載っていないわけですけど、それはあまり金額的には大したことないからかもしれませんが、それでお聞きしたいのは、御存じのように、東京2020オリンピックが終わって、東京2020パラリンピックが始まりました。 それで、一事業者の方が多治見市の宣伝をするためにトラックに名前を載せてやられていたと。これは、結構効果が大きなものがあると思うんですが、その方に対する市の対応はどうされておられたのか、また、おられるのか。その点をお聞きしたいんですが。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 田中亮明さんのラッピングトラックを株式会社平中サービスにお願いをしました。お願いをしたわけではなくて、株式会社平中サービス、自主的でございます。実はラッピングトラックって大きなトラックに業者に頼んでやると、何百万円かかるんですが、実は株式会社平中サービスはそのラッピングをする機械自体を 3,000万円でもう購入しちゃってます。自分の持ち物としてやっていただいている。そういうようなことがありますので、田中亮明さんの凱旋報告会にも御招待をする。それから、いろんな御寄附を頂いた方たちとのお礼の食事会はもう終わってますが、そこに株式会社平中サービスをお招きをして、市長からしっかりと感謝の意を表しています。これ以降についても、株式会社平中サービス、ぜひとも多治見市の貢献のためにいろんなPRをしてください。こういった対応をさせていただいております。
○議長(石田浩司君) 15番 若林正人君。
◆15番(若林正人君) 現在、多治見市民の最大の関心事は言うまでもなく新型コロナウイルス感染症への対応なんですね。先ほど冒頭市長からも近況の御報告がありましたので、そこのところをなるべく逸脱しない程度に若干聞かせていただきますので、お願いいたします。 まずは、衛生費の新型コロナワクチン接種事業費というくくりで質問します。 現時点で、多治見市職員の接種率を教えてください。 それから、今朝ほどの市長の報告にもありましたが、これだけ東濃地域で一生懸命やってきた中でこの1週間で急激に増えてきた。この根本原因をどのように分析されているのか、ちょっと教えていただきたい。 それから、今は
緊急事態宣言になりましたが、まん延防止等重点措置が出されたときに、多治見市を含む東濃5市が合同で
緊急事態宣言を出された、これは何らかの予算に手をつけてでも合同で何かやろうという事業化の計画も含めているのか。 もう一点、今朝ほどもありました自宅療養者が 500人を超えたと。新たに東濃でもう1施設を考えていただくかもしれませんが、わずかの間に県内で 500人を超えていると。一つ増やしたってそれがはっきり言って1つ、2つ、3つずっと続くわけじゃないときに、東濃の地域にも自宅療養という人が当然出てくると思われるわけです。そうした場合、当初は県が見ていただけるでしょうが、県の能力を超えた場合は、多治見市にも要請があると新聞に書いてありましたね、今朝。非常に心配しているわけです。その辺りについての、現時点での考え方で結構ですので、教えてください。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 1点目の爆発的な増加です。これはデルタ株の強さ、これがあります。 2つ目、やっぱりお盆を中心として東京から帰省、あるいは、会食、みんなで食べたり飲んだり、こういうようなことがあって、今回の爆発的な感染が起きている。このように捉えております。 2点目、東濃5市の歩調。あの時点で予算を計上して何かをやる。そこまで議論をする余裕はありませんでした。 ただし、1市で情報を発信するよりも、やっぱり5市が共同したほうがいい。特にあの時点では、多治見市と中津川市が異常なほど感染者数が伸びております。 真ん中の土岐市、瑞浪市、恵那市、必ず、両方から挟みうちで来る可能性がありますよというようなことで、市長が一気に話合いをして決めました。 実は、そのときに東濃5市の消防本部、通信指令、これを5市が共同運用を行う、この会議が1か月ほど前からもう決まっておりましたので、ちょうどいいタイミングで一気にこの話を進めて、原案については、多治見市の企画部が作って、5市の首長がオーケーというようなことになりました。 ただ、その時点ではいわゆる精神論として、発信をしっかりしたほうがいい。ありがたいことに新聞等についても大きく取り上げていただいて、デルタ株への対抗は1市では無理だ、5市がスクラムを組む。こういったことが行われました。 次に、ホテル療養の関係ですが、この業務はもっぱら岐阜県です。ただし、自分たちのまちにホテル療養が欲しくないっていうのが地域の住民としては本音です。首長としてもなるべく避けて通りたいところです。 でも、こういう状況ではまずいというようなことで、実はその5市首長会議のときに多治見市からこういった提案をした。いずれ 500人に達するから、トヨタ自動車株式会社の多治見サービスセンター研修生宿泊施設
T-Village1か所だけでは難しい。多治見市もいろんなところのホテルを見て、そういったことを岐阜県が指を指せば協力をしよう、そういうようなことで、他の4市の首長も了解をして、今、どこの場所とは言えませんが、実現に向かって動いています。 多くは、羽島市の中の大きなホテルを借り切って行っておりますが、ぜひともこういった体制についてはしっかり岐阜県に応援体制を取っていくというようなことです。 4点目の在宅治療に対するチームというのは、県が40人でチームを持って行っておりますが、将来にわたってはもうとても対応ができない。こういうようなことは、実は昨日の新型コロナウイルス対策本部会議で、
多治見市民病院の今井院長が発言をされております。多治見市として何ができるのか、どういう対応ができるのか、これは企画部を中心として既に対応を始めております。 指に挟むパルスオキシメーター、これについてはもう既に2か月ほど前に多治見市は購入し、保健センターが所持をしているというようなことで、県にお任せをするのではなくて、しっかり共同して対応してまいります。
○議長(石田浩司君) 企画部長 仙石浩之君。
◎企画部長(仙石浩之君) 1つ目に、職員の接種率という御質問があったと思います。 これについては、把握していません。あえて、把握していません。というのは、これはあくまでも希望する者が打つということですので、一人一人に打ったのかどうかということを問い合わせること自体がそれをある意味侵すことになりますのでやっていませんが、ただ、最近、濃厚接触等で市の職員が該当するという例が結構出ています。その職場を調べると少なくとも半分以上はもう既に接種済みという職場がほとんどですので、かなりの率が打っているんだろうというふうに推測はしております。 もちろん消防の現場、保育の現場、小中学校の職員等々については、ほとんどの希望する人については全部が打っているという状況でございます。 それから、今、市長のほうからありました自宅療養のことで、少しだけ補足をさせていただきますと、現状で言えば、どこの市に何人の自宅療養者がいるかすら情報は入ってきていません。岐阜県内全体で 500人を超えたとか、そういう情報はあります。 しかし、多治見市内で何人という情報すら入っていない状況ですので、話が全く具体化しておりませんが、ただ、将来的に市の役割というものを考えておくようにという話は来ました。ですから、例えば、食事のこと、ごみのこと、災害が起こったときの避難のこと、こういったことを我々のほうで今想定をして、それぞれどういった支援ができるのかということについては、具体的に検討を始めているという状況でございます。
○議長(石田浩司君) 15番 若林正人君。
◆15番(若林正人君) なかなか難しい問題、率直に教えていただきましてありがとうございます。 私は、職員の義務化云々ということは全く言っておりませんので、その辺は御了解ください。 ただ、今日、市長が冒頭で言われた東濃もあるが、例えば、東美濃というくくりも、同時に出ますよね。そうしたときに、今は東濃、先ほど言った中津川市、多治見市がちょっと突出して出てしまった。その前は、中濃地域が多かった。可児市とか御嵩町とかが多かった。こういう部分との連携というのは今の段階ではまだ考えていないのか。それと、動線が一番太いJR東海の中央線である春日井市とか、あの辺から来てもなかなかつかみにくいところもあるというところも含めて、今でも広域なんですけど、ちょっと東濃の枠を超えた広域的なものも将来的には連携していく必要があるのか、お聞きしたいということです。 それから、もう一個ありました。学校が今日始まったということなんですけども、本当に心配しているのは、今回のデルタ株は子どもに対しても何の容赦もないということなんですね。それで、万全の体制を取って、今日スタートされたということなんでしょうけど、多治見市は大丈夫なのかとよそからお電話も頂くわけですわ。そういうことを含めて、改めて、もう一回そこのところだけ確認をさせていただけますか。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) 今回は、多治見市、土岐市、瑞浪市、恵那市、中津川市、いわゆる東濃5市で連携を取りました。一般的な動線としては、ここに可児市、御嵩町が入ってくる。旧東美濃ナンバーをやった連携です。 ただ、今回については、あまりにも時間が短過ぎたというようなことと、実は可児市と美濃加茂市って非常に強い連携を持っていますよね。それから、外国人労働者が多いという一つのくくりがあります。 今回については、5市ですが、これからいろんな連携については当然のことながら可児市、御嵩町との連携も視野に入れております。 一方、春日井市長とはつい10日ほど前に意見交換をしております。県境をまたぐということはこれは極めて困難です。特に感染者が出た場合に、愛知県の保健所と岐阜県の保健所との連絡がいかにちぐはぐになっちゃっているか、こういうようなことがありますので、県境をまたいだ連携、これは精神論として言うことはできますが、行政的、あるいは実務的に対応するというようなことについては今のところ困難でございます。
○議長(石田浩司君) 副教育長 高橋光弘君。
◎副教育長(高橋光弘君) デルタ株の脅威については、議員おっしゃるとおり、学校現場も、そして、教育委員会のほうも非常に緊張感を持って考えております。 ただし、今回、例えば、いつまで学校を閉じれば安全になるのかということはやっぱり出口が見えません。ということは、学校が子どもたちの居場所をつくり、精神的な支えにもなる、そして、保護者の生活も保障するというところから導き出したことが、可能な限り、教育委員会、学校、そして、家庭の連携を通して感染防止に最大限務め、学びはマスクをし、今までどおりの活動はできないかもしれないけど、それでも、友達と会える、先生と話ができる、そういった環境を少しでも維持できるように言えるのは、やっぱり感染防止対策を徹底することである。そして、体調不良や、健康上、家族の中でもちょっと調子の悪い場合は登校を控えていただく。万が一、出たときの体制をきちっとマニュアル化して、連絡をして対応するっていうことで何とか立ち向かっていきたいと思っております。
○議長(石田浩司君) 15番 若林正人君。
◆15番(若林正人君) よろしくお願いいたします。 2号冊16ページ、商工費の地場産業貿易振興対策費 250万の補助金についてです。 これは、8月18日の全員協議会での嶋内議員からの御指摘はもっともだと思いました。 平成19年に議員になり、市長も今の立場になったとき、多治見商工会議所の牛込会頭が指導されたかどうか知りませんが、議長も市長もたしか中国の宜興市と友好関係ということで大々的にされたのを覚えているんですが、その後、そこの市とどのようになったかというのは、私たちも勉強不足なのか、分かっておりません。 そして、今回、キュウライ市と友好関係を結びたい。中国は非常に広いので、私は場所すら分かりませんけども、経済も政治も生き物ですから、あまり過去のことに固執することはないわけですけども、平成19年から平成23年の間にそういう話をたしかに私どもは意識して中国の陶磁器関係との友好を多治見市は図っているんだという認識を事実持っていました。 そして、今回、一度友好関係をつくったところが、どういうふうで今回終わりになって、今回、新たな友好関係を結ぶ、新たな行政とお付き合いをされる。その辺のことについて、ブランディング化とかいろいろなことをよくお聞きするんですけど、多治見陶磁器卸商業協同組合はどのような方針でこのように市に補助を求めているのか、お尋ねしたいわけです。 それともう一点、関連するこの1万 5,000部のチラシ、パンフレットですが、中国というのは御存じのように二十五、六倍も日本よりも大きいし、14億人近くも人がおる中で、この1万 5,000部というのはどういう位置づけに当たるのか、どういうところへ置こうとしているものなのか、併せて教えてください。
○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
◎市長(古川雅典君) まず、第一段の宜興市との友好都市の関係ですが、10年ほど前と記憶しております。当時の多治見商工会議所、亡くなられました坂崎重雄さんが持ってこられたお話です。 そこには、ほぼ申し訳ございませんが、具体性っていうのはありませんでした。「仲良くなったらどう」みたいな感じでした。 もう一つ、まだ今ほど経済が発展をしていない時代でしたので、私どもは具体性がない、というようなことと、ある意味、経済成長過程の中国とお付き合いをして、多治見市の経済界にメリットがあるかどうか、これを吟味しました。 そうこうしているうちに、言い出した坂崎重雄さんが体調を崩されて、いわゆるフェードアウトになってしまいました。今回は、セラミックバレーの感覚で行政は後ろ盾をする。もうけてトップを走っている民間の力を活躍したい。これが今回のセラミックバレーの一番の大きなポイントです。 民主導。ここの中に四川省キュウライ市のほうからお話がありました。 この話を持ってきたのは、多治見市に住んでいる庄さん、もともと中国上海市の出身です。僕は庄さんと中国に2回行っています。それから、多治見に土地も持っていますし、家も持っていますし、子どもは日本の学校に入れているというようなことで、昔から言われている、だまされちゃいないか、生き馬の目を抜かれるんじゃないか、という感覚は今回、市の幹部の中にもありませんでした。その庄さんがキュウライ市の副市長といろいろ議論をして、去年の年末にテレビで会議をやっておおむねの了解を得ました。今回についても、大きな今後の契約というか、方針について議論をしました。 こういうような中で、多治見陶磁器卸商業協同組合は中堅どころ、まだまだ中国には大きな商圏がある、可能性がある。もっと言えば、中国でもうけている人がいっぱいいらっしゃる。というようなことで、前回の宜興市のお話と違って具体的であること、それから、対等、平等であること。もっと言えば、多治見市が将来にわたっては東美濃を中心としますけれど、経済界として大きな期待感、メリットがある。こういうようなところから今回のところに来ました。 あとは役所がやるんじゃなくして、餅屋は餅屋。陶器商が自分たちが何を持っていって売れるのか。それはもう先のり隊で既に庄さんが現地に入っています。それから、北京市で大きな展覧会もやらせてくれる。というようなことで、あまりにも話がとんとんといくんですけれど、一個一個裏を取りながら、セラミックパークMINOの国際展示場ぐらいの場所を無料でキュウライ市に新しくできる博物館に置いてくれる。そこで商売をやっていい。こういうようなところに来ておりますので、これ以降については、実際、現地現場で商売をする、もうける。その多治見陶磁器卸商業協同組合が中心となって行うところの予算の2分の1、2分の1を多治見市が応援をしよう。これが今回の補正予算の内容でございます。
○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。
◎経済部長(長江信行君) 1万 5,000部のパンフレットについては、大半は今市長が申し上げました2月に新しくできるキュウライ市のキュウ窯遺跡博物館に置く予定です。
○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第78号 令和3年度多治見市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第79号 令和3年度多治見市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第80号 令和3年度多治見市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第81号 令和3年度多治見市
下水道事業会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第82号 工事請負契約の締結について質疑はありませんか。 1番 山田 徹君。
◆1番(山田徹君) 今回、こちら三の倉センターの第2期基幹改良長寿命化工事ということで、随意契約にならざるを得ない案件だとは思いますが、21億円ということで、値引き交渉とか、そういうことはできているものなのでしょうか。教えてください。
○議長(石田浩司君)
環境文化部長 若尾浩好君。
◎
環境文化部長(若尾浩好君) こちらのほうでございますけど、今、運営しているところの関連の会社と契約するんですけど、こちらのほうの契約内容につきまして、どんな工事をするのかということを、まず、必要な工事を挙げていただく中で、すごく精査しまして、一つ一つ、確認しながらこれは要るのか要らないのかということと、あとは、当然、値引き交渉をやります。 そうした交渉の上で継続費の予算、補正予算でも上げておりますけど、さらにそこから1億円以上値引きすることができました。
○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(石田浩司君) 次に、議第83号 物品供給契約の締結について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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△委員会付託
○議長(石田浩司君) ただいま議題となっております議第66号から議第83号までは、お手元に配付いたしました議案付託表のとおり、所管の常任委員会へ付託したいと思います。 お諮りをいたします。ただいま議題となっております認第1号から認第9号まで、議第62号、認第10号、議第63号、認第11号、議第64号及び認第12号は、17人の委員をもって構成する
決算特別委員会に付託の上、審査することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、認第1号から認第9号まで、議第62号、認第10号、議第63号、認第11号、議第64号及び認第12号は、17人の委員をもって構成する
決算特別委員会に付託の上、審査することに決しました。
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△第49 休会期間の決定
○議長(石田浩司君) 日程第49、休会期間の決定を議題といたします。 お諮りいたします。議事の都合により、明日から9月20日までの24日間は休会したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、明日から9月20日までの24日間は休会することに決しました。
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△散会
○議長(石田浩司君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。 本日は、これをもって散会いたします。 午後2時13分散会
------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。 令和3年8月27日
多治見市議会議長 石田浩司 多治見市議会議員 渡部 昇 多治見市議会議員 寺島芳枝...